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UPDATE|2020/10/02

【ライブ詳報】ZOCが再始動ライブで魅せた新境地、メジャーデビューも決定

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ZOC再始動ライブ「AGE OF ZOC」



中盤戦はソロコーナー。トップバッターは西井万理那の『それな!人生PARTY』で、自身の写真を張り付けたうちわを振って観客をお祭り感覚で煽りながら、タイトル通りパーティー感のある躁的なサウンドに乗せて、過剰なほどの言葉をスムーズに連ねていく。

続いては香椎かてぃの『仮定少女』で、スレンダーな肉体をしなやかに躍動させながら、どこか投げやりに歌声を吐き出し、時に絶叫、時に金切り声を上げて、ステージをのたうち回る。

フリフリの花柄ワンピースで登場した巫まろは、表情、動きの一つひとつまで一分の隙もない磨き抜かれたアイドルパフォーマンスで『まろまろ浄土』を披露。藍染カレンは黒と赤を基調にしたドレッシーな衣装に身を包み、アニソンシンガーさながらの情感豊かなボーカルで『紅のクオリア』を熱唱する。

ピンクのライトを浴びて登場した大森靖子が歌うのは『非国民的ヒーロー』。しょっぱなから「オイオイ!」と絶叫して観客を煽り、髪を振り乱しながらステージ中を跳ね回って、狂おしいまでのパフォーマンスを繰り広げる。ラストを飾るのは雅雀り子。といっても彼女は本来の職業であるダンサーに専念して、静謐なピアノソロをバックに、大森靖子が変幻自在の歌声を駆使した『死神』を振り絞るように歌う中、映画のようにドラマティックかつ華麗なダンスで彩りを添える。



AUTHOR

猪口 貴裕


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