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UPDATE|2020/10/11

【インタビュー】武田舞彩「内面はマイルドヤンキー」新星シンガーソングライターの魅力に迫る

武田舞彩/撮影:荻原大志



──路上ライブはどうでした?

武田 私がとっていた場所で別の人がライブをしようとしていたので、「なんで私の場所を取るんだ!」と怒ったこともありました。間隔を空けなきゃいけないのに、お構いなしに近い距離でドラムを爆音で演奏された時は、私も対抗してマイクの音量を上げて(笑)。

──その負けん気があるから生き残ることができたのかもしれません。

武田 メンタルがやられて「もう無理」と諦めてしまったらそれで終わりだけど、自信を持って努力し続けていれば、きっと大丈夫というマインドでいます。

──昨年12月には、アイドル出身シンガーソングライターの対バンライブにも出演されました。

武田 モーニング娘。さんのブームの後に女性シンガーが流行ったように、時代ってループすると思うんです。いまはその狭間なのかもしれない。ただ、「アイドル出身シンガーの1人」と思われるのは嫌だなって。

──では、武田さんの現在の肩書きは?

武田 うーん。シンガーソングライターではあるんですけど、未知数な存在でありたいと思ってます。1曲目で「ああ、こういう感じね」と思われたら、2曲目はその気持を裏切って、「この子は何が本当なの?」と思わせたいんです。

──過去に「スーパーサイヤ人になりたい」と言ってましたが、いまは何になりたいですか?

武田 ソクラテスです(キッパリ)。哲学の本を読んで、ソクラテスが私に大事なことを教えてくれたから。私、小さい頃からスクールに入っていたので自分に変な自信があって、未知のことを取り入れようとしてこなかったんです。でも、「無知の知」という言葉を知って、いろんなことを吸収していこうと思ったんです。いつか、私の人生が哲学になるといいなと思ってます。


▽武田舞彩(たけだ・まあや)
1998年8月21日生まれ。福井県出身。
2018年にアイドルグループを卒業後、シンガーソングライターとして活動。天真爛漫な性格とは想像のつかない力強い歌声と作詞で話題を集める。2019年には出身地である福井県鯖江市の「めがねのまちさばえ観光大使」に任命されている。

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