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UPDATE|2020/11/17

現役続行、関根梓の意地と意思「私にはアプガ(仮)という道しかない」

左から関根梓と高萩千夏 撮影/土屋恵介


──さて、新体制になるアプガ(仮)ですが、メンバー4人が卒業する中、関根さんひとり残ってグループを続けるという選択をされました。また一からグループを作るくらいの大変さがあると思いますが、困難にも思える道を選んだ理由を聞かせてください。

関根 去年、スタッフさんから(仮)メンバーもいいお年頃になってきたから、この先何をやりたいかもう一度冷静に考えてきなさいって言われたんです。それで、2ヶ月間、グループから離れて、1人の関根梓として将来を考える時間を頂いたんです。でも、その2カ月、私はずっと自分のライブを観返したり、他のグループのライブを観ていたんです。この人のこのかっこいいパフォーマンスをどうやって自分に取り入れようかな?とか。それで結局全然アプガ(仮)から離れられていなかったんです(笑)。

──逆に研究しちゃっていたと(笑)。

関根 はい。私、アプガ(仮)以外に興味あるものがなくて。それこそ小学2年生からこの道をやってきて、他の道を知らないからしょうがないのかもしれないけど、普通、一度グループから離れる期間をいただいたら、何か別のことに挑戦してみようと思うじゃないですか。でも、私、他にやりたいことが何もなくて。それで、私はアプガ(仮)という道以外に興味が湧かないんだな、歌とダンスを通じて人の気持ちを動かすってことが本当に好きなんだなって思ったんです。それでこの好きなことを続けようと思ったんです。

──ただ、その後、5人のメンバーのうち4人が卒業という道を選びます。

関根。 はい。その話を聞いた時、私も卒業してソロでやるという道もあったと思うんです。でも、アプガ(仮)は約10年間たくさんの方に支えてもらいながらやってきて、メンバーも同じ気持ちで走ってきて、それなのにそれが誰1人としていなくなってしまったら、ここまで大切に育ててきたものが全部無くなっちゃうんじゃないかと思ったんです。ファンの人にも、すごく申し訳ないなって思ってしまったんですよね。今、私は24歳でアイドルとしては上の方の年齢だとは思うんです。でもここまでやって来たからこそ、アプガ(仮)を守りたいって気持ちで私は続けようって選択をしました。

──アプガ(仮)は今、新メンバーを募集していますが、新しいメンバーが入ってきても最初は関根さん1人の闘いも待ってそうな気がします。

関根 残るという決断をした後も事務所のスタッフさんに何度も聞かれました。「本当にそれでいいの?」って。「新メンバーが入ってきても、1人しか残らないとかいろんな可能性がある。そのいろんな可能性を考えた上でもう一度、結論を出したほうがいい」って。だから、決めるまではいろんな人に相談しました。「私はこう考えているんですが、どう思います?」って。

──なるほど。では、スッと決めたというより、何周もして続けるという決断に至ったわけなんですね。

関根。 ですね。結論を出すのに1年以上かけました。

──横で聞いている高萩さんがお地蔵さんみたいになっていますが(笑)。

高萩 そりゃ、なりますよ(笑)。関心しきりですもん。こういう話は、今、初めて聞きましたし。卒業という話を聞いてから、なかなかこちらからその話について触れられなくて……。本当にすごい決断だなって思います。
AUTHOR

土屋 恵介


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