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UPDATE|2021/01/19

プロデューサー渡辺淳之介氏が語る「WACK合宿オーディション合格・不合格の決め手」

渡辺淳之介氏 撮影/武田敏将

「今、音楽事務所で一番勢いがあるところは?」そう聞かれるとこの事務所の名前を上げる人も多いだろう。BiSH、BiS、豆柴の大群など7つの女性グループを擁するWACKだ。そのWACKを率いるのが音楽プロデューサーの渡辺淳之介氏だ。

“破天荒”“型破り”そんな言葉とともに語られることの多い渡辺氏に、このほど公開されたWACKの合宿オーディションを追った映画『らいか ろりん すとん -IDOL AUDiTiON-』と、現在のアイドルシーンについて聞いた。(2回連載の1回目)

【写真】精神と体力の限界を超える少女たち…映画場面カット

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――『らいか ろりん すとん-IDOL AUDiTiON-』は2020年に行われたWACKアイドルオーディション合宿を追った映画ですが、コロナ禍でオーディション合宿そのものを中止するという選択肢はありましたか?

渡辺 コロナが騒がれだした2月から興業の中止を考え始めて、オーディション合宿は緊急事態宣言が出るかどうかの時期だったので、やらないほうがいいという選択肢も間違いなくありました。でもオーディションを受ける子たちの中には、そこに向けて1年間頑張ってきた子たちもいるので、その気持ちを無駄にするのは避けたいなと思ったんです。なので世間からの批判も承知の上で、オーディションの候補生に連絡をして、この状況なので選択は任せます、それでも大丈夫な方のみ来てほしいとお伝えしました。その時点で辞退した方もいます。

――本作を観る限り、過去のオーディション合宿よりも、候補生への追い込み方や、渡辺さんの言葉が激しくなかったように感じたのですが、実際の現場ではどうだったのでしょうか。

渡辺 例年と変わらず厳しかったと思いますが、前作までは僕がストーリーテーリング的な見せ方が多かったんです。でも本作は意識的にオーディション候補者と、WACKから参加しているメンバーに焦点を当てた部分が大きかったので、あえて編集の段階で僕の要素を減らしてもらいました。今回は仲の良い2人の候補生と、なかなか殻を破れない候補生。そこに絡まっていくWACKのメンバーという形で、彼女たちのストーリーを反映させたいと思って、監督の方々にお話しさせていただきました。

――オーディション合宿中に映画の核となりそうな候補者は見えてくるものなんですか。

渡辺 僕たちは“覚醒”と呼んでいるんですけど、1週間の合宿で4日目ぐらいまでは全然目立ってなかった子が、いきなり輝きだすみたいなときもあって、僕的には読めないです。それがオーディションの醍醐味でもあります。

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