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UPDATE|2021/07/21

元NGT48・加藤美南が語る“将来”「経営者も展望に、日中の若者の架け橋になりたい」

加藤美南 撮影/松山勇樹



──確かにバッシングを浴びている時期がありました。

加藤 感謝……という簡単な言葉では言い表せないほどありがたく感じていますし、申し訳ないという気持ちはいまだにずっと消えないままです。ファンの方たちを裏切るような真似は絶対できないし、大事にしていくのは私の義務。だから、グループを卒業してもアイドルのとき以上にファンの方を幸せにしたいと、それは真剣に考えているんです。そういう中で思いついたのが、メンズ用コスメのプロデュースなんです。私を応援してくださる人は男性の方が多かったから。女性用のコスメは世の中にたくさんあるけど、男性用はまだ少ないから困っている人も多いはずですし……。

──一方で、今年2月には「WEIBO Account Festival in Japan 2020」で新人モデル賞を獲得しました。知らない人のために説明すると、これはどのようなイベントだったんでしょうか?

加藤 WEIBO(微博)という中国版のTwitterみたいなSNSで、中国に対して影響力のある日本人のアーティストさんや役者さんが表彰されるイベントだったんです。会場自体は無観客だったんですけど、規模はとんでもなくて、1日に5億人が観ていたとか……。

──5億人ですか!?

加藤 すごいですよね。そのフェスの1日だけで5万5千人くらいWEIBOフォロワーが増えたくらいで。

──そもそもなぜ新人の加藤さんにこの話が来たのでしょうか?

加藤 私、アイドル時代からWEIBOアカウントを持ってはいたんです。最初はスタッフさんに「前例がないから」とも言われたんですけど、どうしてもと頼み込んで……。というのも、海外のファンの方ってすごく熱狂的に応援してくださるんです。そういう方たちは日本で使われているSNSを見てくださるんですが、私としては自分の方からも向こうにアクセスしたいという気持ちがありまして。どういうことを求めているのかも知りたかったですし、チャンスは自分で広げていきたいという気持ちもありました。それは中国だけじゃなくてタイも同じです。そうやって海外に向けて積極的に発信していきたいという考えは昔から持っていましたね。

──「新人モデル賞」ということは、中国ではモデルとして活動するんですか?

加藤 モデルとしての活動もする予定ですが、決してモデル中心というわけではないです。ただ、いわゆる日本の「タレント」のことを中国では「モデル」と呼ぶらしく、現在は歌手で女優でもない私はモデルという枠での受賞になりました。

CREDIT

取材・文/小野田衛 撮影/松山勇樹


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