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UPDATE|2021/11/17

有村架純似の美女・小日向ゆか「デビューのきっかけは給料に引かれて始めたイベントコンパニオン」

撮影/松山勇樹


――いろんなアルバイトの延長上にイベントコンパニオンとの出会いがあったんですね。それが結果的に憧れの仕事に結びついているのはすごいことです。

小日向 最初は、まさか雑誌やテレビに出させていただけるようになるなんて思ってもいませんでした。それに、イベントコンパニオンのなかでも、かわいい衣装を着て写真を撮ってもらう華やかな仕事は、SNSのフォロワーが数千人いないとできないんです。だから、まだSNSをやっていなかった頃は、展示会で商品説明をしたり、ティッシュ配りをしたり、結構地味なことばかりやっていたんですよ。交通費も出なかったので、群馬から通っているうちはネカフェに泊まることもありましたし。

――そんな苦労があったんですね。

小日向 でも、会場でレースクイーンさんの活動を目の当たりにして、モーターショーの存在を知ったんです。イベントコンパニオンには、こんなにも楽しそうで華やかな仕事があるんだって。群馬でアルバイト漬けの生活を送っていたときには、全く知らない世界の話だったので、すごく新鮮でした。せっかくなら私もモーターショーに出てコスプレをしたり、写真を撮ってもらったりしたい。そのためには、数千人のフォロワーさんがいないとダメだってことで、SNSでの投稿をはじめるようになったんですよね。

――現在、Instagramのフォロワー数は18万人です。ここまで人気者になるには、相当工夫が必要だと思うのですが、具体的にどんなことを頑張ったんですか?

小日向 あ、18万人までいけたのは、今年に入っていろんなメディアに出演させてもらった効果が大きいです。SNSをはじめてから、いちばんフォロワーさんが増えた一年でしたから。はじめたての頃は自撮りが苦手で、そもそも写真を撮ることにあまり馴染みもなかったので、とりあえず実家の犬の写真とかをあげていたかなぁ。もちろん、フォロワーさんは全然増えなかったですけどね(笑)。そこから少しずつ、ハッシュタグを研究したり、フォロワー数が多い方の自撮りを参考にしたりして、じわじわとって感じです。ひとつ投稿がバズって、フォロワーさんが急に増えたかと思ったら、今度は投稿をあげるたびに減っていく……なんてこともありましたね。

――お手本を参考にしながら、コツコツ頑張ることが秘訣なんですね。それにしても、自撮りが苦手だったとは意外です。

小日向 昔から、写真に写る自分の顔が好きじゃなかったんですよね。子どもの頃の写真も全然残っていないですし、ずっと「写真って、何のために撮るんだろう?」って思っていたくらいです(笑)。だから、はじめて撮影会に出ることになったときも、正直不安で。やってみたい気持ちはあったはずなのに、いざやるとなったら「大丈夫かな?」って。そんなとき「撮影会やってほしい」「やるんだったら行くね」といったコメントには、強く背中を押されましたね。
AUTHOR

とり


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