――由香と木南さん、似ている点と似ていない点は?
木南 由香が家族といる時のテンションは自分と似ていますね。伊藤家って仲は良いし、居心地も良いんだけど、“みんな一緒にハッピー”みたいなワイワイ明るい家庭かというと、そうでもなくて…。多分、由香は仕事もできるし、恋人の前では可愛くいられるタイプだけど、家族といる時が一番自分らしいテンションなんじゃないかな。他に「伊藤家の目玉焼き派閥」で言うと、由香と同じで私も「白身ふんわり、黄身とろりの半熟派」です。
また今回、三姉妹にそれぞれ「一人でできる事・できない事」という設定があり、由香は「一人酒、一人ラーメン、一人カラオケは大丈夫だけど、一人映画は寂しくてムリ」なんですが、私は全部できます。未経験なのは一人焼肉ぐらいで、実は一人フレンチも経験済み。5年ぐらい前にパリで一人フルコースをしたんですが、フランス語はわからないし、料理と料理の間を持て余して寂しかったので「もうやらない」と決めました(笑)。
――両親役のお2人と共演しての印象は?
木南 吉田鋼太郎さんとは初共演ですが、舞台は何度も拝見していて、事務所の先輩でもあるので「大きな胸に飛び込んでいけたら」と思っていました。実際とても気さくな方で、今ではみんなの大黒柱で、“頼りがいのあるお父ちゃん”です。MEGUMIさんとは約15年前のNHK朝ドラ『風のハルカ』以来!実年齢で4つしか離れていないのに今回は親子役ということで、現場に入る前は不安も楽しみもありました。現場では、カメラが回っていない時は同世代としてすごく話が合い、子育てや美容など“聞きたいことがたくさんある姉さん”という感じなのですが、カメラが回ると“みんなのお母さん”として見守っていてくれている安心感がありますね。