FOLLOW US

UPDATE|2022/01/29

グラビア・オブ・ザ・イヤー 2021 藤乃あおいが語る「挫折とデビューの背中を押してくれた人」

藤乃あおい/撮影:田中健児



──そこから、どのようにしてデビューしたんですか?

藤乃 実は、上京したときに今のマネージャーさんに声をかけてもらっていて、連絡先を交換していたんですよね。で、石川でアルバイトをしながら「もう21歳やし、そろそろちゃんと仕事探さんとなぁ」と思っていた矢先に、マネージャーさんから「事務所を立ち上げるから、よかったらうちでグラビアやりませんか?」と連絡をいただいたんです。それまでひとつも連絡をとっていなかったのに。ちょうどいいタイミングでのお誘いだったので「せっかくやし、やってみようかな」って。お母さんも「やってみれば?」と背中を押してくれましたしね。

──そうだったんですね。ちなみに、夜、働きに行っていた居酒屋は、藤乃さんとマスターのふたりで回していたと言っていましたが、グラビアアイドルになると告げたとき、マスターに止められませんでしたか?

藤乃 全くです。むしろ「グラビアアイドルになる」と報告したのは、お母さんよりマスターが先でした(笑)。「何か出たら買うよ」って、実際に1stDVDを3枚も買ってくれたんです。それに、私のTwitterのいちばん最初のフォロワーもマスターなんですよ。地元に帰ったときは、ご飯にも連れて行ってくれるし、今も変わらず応援してくれています。あ、居酒屋の方は、私が働いているときにも何度かお手伝いにきてくれていたマスターの友達が代わりに入ってくれているそうなので、ご安心を(笑)。

──みんなから応援されながら、再度上京されたんですね。それにしても「やってみようかな」なんて、すごい決断力ですね。

藤乃 気分屋なんですよね。何でも「やる?」って言われたら「やってみようかな」って気持ちになるというか。もちろん、嫌なことはやらないですけど(笑)。

──地元に帰れば、家族以外にもたくさん待っている人がいるわけですしね。それだけで、頑張る源になりそうです。

藤乃 まさにそうですね。この間、石川に帰ったときも、上京前に働いていたうどん屋に食べに行ったら「洗い物、溜まっとるからやってってや!」って(笑)。おかしな話ではありますが、それはそれで楽しいし、気を遣わない関係性が続いているのは、安心感もあります。みんな、グラビアアイドルの私も応援してくれているんですよ。本当にありがたいですね。

AUTHOR

とり


RECOMMENDED おすすめの記事