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UPDATE|2022/05/31

中川翔子が語る、年齢に縛られない生き方「“しょこたん”も“翔子さん”も大事にしたい」

中川翔子写真集『ミラクルミライ』(C)中村和孝/講談社



──まさにそれが“タレント”として正しい姿なのかなと。

中川 ここ最近の予定を振り返ると、先週はライブ、その後はYouTubeで好きなことをして、その後は『ひるおび』に出演して、その後はバラエティ……相変わらず定まっていない(笑)。けど、それが本当に心地いい。こういう時、ふと父(中川勝彦)を思い返すんです。父は俳優としてデビューして、ロックを歌って、絵本も描いて、声優もやって……もう、今で言うマルチな人で。きっと父はSNS、YouTubeがあれば絶対に「面白いな!」と食いつき、そこでも輝いていた人なんですよ。私はそういう意味で、父のやれなかったこと・生きていたらやっていただろうことを、引き継いで活動しているのかもしれません。

──好奇心があり続ける限り中川さんの未来は広がり続けていくでしょうね。この数年でYouTubeに出会ったように、この先新たなガジェットが出てきてはそこに可能性を見出すでしょうし。

中川 そうだと思います。10年前何していたんだろうなあと振り返ると、確かにやりたいことはやりきれていなかったんですよね。憧れの小林幸子さんがまさに「新しいものを否定せずに受け入れる」という姿勢の方で、私もその姿勢を大事にしていきたい。否定しだしたらそこで人間終わり、面白そう!楽しい!というマインドが、この先の「ミラクルなミライ」を運んできてくれると思うんです。時に大変なこともあるかと思います。けど、『空色デイズ』の≪憧れに押しつぶされてあきらめてたんだ/果てしない空の色も知らないで≫という歌詞の通り。ぱっと青空が広がる時もあれば、シットリとした曇りも、雨もある。そうした空模様のように、人生って様々な一面がある。それでいいじゃないか。その時々の空模様を楽しめる私でいればいいじゃないかって。

──仕事でつらい時に、この話を聞いたら勇気が湧きますよ。

中川 正直言えば、何度も辞めようと思ってきた人間ですから(笑)。どの世界に生きていても、どんな生活していても、挫折とか苦悩ってありますよね。夜一人でお散歩している時に、ふと外から柔軟剤の香りが漂ってきた時、「みんな、苦労しているんだよなあ……」と、この街に生きている人、全員に思い馳せてしまって。様々な理由の苦労や苦悩があって、みんなギリギリで頑張っているんだよな、偉いよな……と、この地球上で生きているみんなを尊敬しました。こんな私も大丈夫なんだから、今つらい想いをしている方もきっと大丈夫! 頑張るみなさんの未来は絶対にミラクルなんです!!

(取材・文/田口俊輔)

▽中川翔子(なかがわ・しょうこ)
1985年5月5日生まれ、東京都出身。「しょこたん」の愛称で知られ、歌手・タレント・声優・女優・イラストレーターなど、活動は多岐に渡り、多数のバラエティ番組にも出演中。芸能界デビュー20周年を記念した写真集『ミラクルミライ』(講談社)は2022年6月8日発売。
Twitter:@shoko55mmts
Instagram:shoko55mmts
YouTube:中川翔子の「ヲ」https://www.youtube.com/channel/UCGlWnxRgmii2-InQLp8HmiA

▼中川翔子写真集『ミラクルミライ』(講談社)
発売日:6月8日(水)
定価:2,970円(税込)
判型:AB判
内容:144ページ
<特典>ポストカード1枚(全3種)
amazon:amazon.co.jp/dp/4065282365
CREDIT

取材・文/田口俊輔


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