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UPDATE|2022/06/04

『ビー・パップ・ハイスクール』白井光浩と清水宏次郎が再共演「おっさんテル&ヒロシに乞うご期待」

(C)ラフター



▽主演・白井光浩コメント全文

ビーバップ城東のテル…1986年本編公開から36年…今だに、私が演じたこのキャラクターが、その世代の方々をはじめ、多くの方々の心に、印象に残して頂いている事に感謝しております。なぜそこまで?先ずは、脚本に描かれている「城東のテル」の存在でしょうか…やっている事は非常に極悪なんだけれども、中学の同級生である主人公のトオル、高校の同級生である番長トシミツらに、頑張っても勝てない哀しみを抱え、それでも自分の居場所、存在感を見出す為に躍起になっている姿、どことなく憎めないキャラクターを描いていたところだと思います。

また、よく言われているのが独特の台詞回し、仕草、表情などが、それまでには無かった不良学生像を打ち出していたところでしょうか…演じた私自身は、決して面白可笑しく、ウケを狙って演じた訳ではなく、デビュー作ながらも脚本を読み込み、読み解く中で、自然とたどり着いた台詞の言い回しであったり、表情や雰囲気でありました。

撮影現場には、それが正解なのか、不正解なのかも分からず、他の芝居表現の可能性も一切持たずに撮影に挑みましたが、那須監督からのOKが出たので、OKなんだなくらいに思っておりました。その後、演じた「城東のテル」がビーバップファンの方々からこんなにもウケるキャラクターになるとは、その時は思いもしませんでした。役者として一つでも代表作、はまり役に出逢えた事を幸せに思っております。

私自身、あれから36年…「城東のテル」と共に生きてきました。そんな中、今回私を主演に、おっさんのテルを主人公に映画を製作したいとの御依頼を頂き、素直に嬉しい気持ちでいっぱいでした。本家『ビー・バップ・ハイスクール』与太郎シリーズに、十二分に敬意を払ったオマージュ作品になると…。清水宏次朗さんは、近年病を患い芸能活動を休止していらっしゃいましたが、近年、私が再会しお付き合いをさせていく中で少しずつ回復なさっていらっしゃいました。

私自身、「清水宏次朗」のファンでありましたので、必ず復活してスクリーンやステージでファンを魅了する姿をこの目でまた見られるよう応援し、何かあれば協力しようと思っておりました。出演を打診した際には、二つ返事で承諾して頂き、W主演が決定し強力なバディが誕生しました。実際の撮影現場では、豊富な経験を持つ宏次朗さんが私に合わせて下さり、良いコミュニケーション、コンビネーションを築くことができ、映像に反映させることが出来ました。

スタッフさんや、清水宏次朗さんをはじめ共演者の皆様が上手いこと私を神輿に担いで下さって完成した当作品…おっさんテル&ヒロシに乞うご期待!!奮えて待て!!

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