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UPDATE|2019/02/13

NGT48次世代エース対談「研究生が初めて1つになったあの瞬間を忘れない」

──研究生公演に、どんなテーマを考えていましたか?

大塚 先輩方の真似をするだけじゃダメだと思っていて、自分たちで新しい表現をして、研究生らしさを出すというのが大きなテーマでした。そのために、改めて歌詞を読み込みましたし、同じユニットの子たちともしっかり話し合って練習しました。

諸橋 ユニット曲は少人数でもすごいなって思わせたかったんですよね。私が参加している『星の温度』は大人しいダンスなんですけど、そこで観ている人のテンションが下がらないように、釘付けにできるパフォーマンスを意識しました。

大塚 あと違うユニットの子たちにパフォーマンスを見てもらって、意見を出してもらいました。最初は遠慮して「良かったよ」って感じだったんですけど、今ではダメ出しもしてくれて。自分じゃ気付かないところまで見てくれているので参考になります。

──研究生の練習でリーダーシップをとるのは誰なんですか?

大塚 (真下)華穂がいつもまとめ役になってくれていて、自主練で先生がいないときも仕切ってくれます。

──いよいよ研究生公演初日を迎え、開演前はどんな気持ちでしたか?

大塚 いっぱい練習してきたので、それほど緊張はなくて、まずは最初の『PARTYが始まるよ』に魂を込めようって、みんなで話し合いました。LEDパネルが開いて「PARTY!」って言ったときは練習よりも声が出てましたし、そこでテンションが上がって勢いが出たなと感じました。

諸橋 ステージに出るときは私が一番後ろのポジションで、みんながはけていくんです。そこでファンの方の顔が見えたときはうれしくて自然と満面の笑みになりました。

大塚 ファンの方は演目を知らなかったので、どんな反応をしてくださるのかなってドキドキしたんですけど、すごく盛り上がってくださって。3曲目が終わって、最初の挨拶のときにサプライズで「初日おめでとう」ってカードを用意してくださったんですよ。私たちがお辞儀して、起きた瞬間に見えるようにしてくださって感動しましたね。泣きそうになってヤバかったです(笑)。公演を終えた後は達成感がすごかったですね。

諸橋 改めて研究生みんなが1つになれた気がしてうれしかったです。

──NGT48に加入する前と後で自分自身どういうところが成長したなと思いますか?

諸橋 加入前の私は何事も1人でできなかったんです。いつも姉の背中を追って生活していたので、自分から人に声をかけられなかったですし、電車にも1人で乗れなかったですし。でもNGT48に入って、昔よりは思ったことを言えるようになりましたし、自分の頭で考えて行動できるようになったのかなと思います。1人で電車にも乗れるようになりました(笑)。

大塚 2期生は仲間でありライバルですけど、NGT48に入るまで人と競うってことがなかったので、そういう環境に身を置くことで気持ちも強くなれたと思います。あとグループで活動することで周りを見られるようになったなって感じます。

──最後に今年の目標を教えてください。

諸橋 NGT48劇場が3周年を迎えて研究生公演も始まったので、先輩たちと同じぐらい研究生も大切な存在になれるように頑張って、もっとNGT48を盛り上げていきたいです。

大塚 研究生としては先輩たちの公演を超えられるように全員でパフォーマンス力を磨いていきたいです。個人的には昇格が大きな目標で、そのためには握手会を大切にして、多くのファンの方に私のことを知ってもらいたいです。

(『月刊ENTAME』2019年3月号掲載)

もろはし・ひなた 2003年1月4日生まれ、新潟県出身。A型。2期生。ニックネームは「ぴなちょこ」「もろぴな」。同期の山崎美里衣が諸橋の名前を覚えられず、出身地である弥彦村から「やひこ」と命名。そのため、メンバーからは「やひこ」と呼ばれる。

おおつか・ななみ 2000年11月7日生まれ、新潟県出身。A型。2期生。身体を動かすことが大好きな新潟の元気っ子。新潟市の万代シテイで行われた研究生お披露目ライブで『言い訳Maybe』のセンターを務めた。
CREDIT

取材・文/猪口貴裕 撮影/佐賀章広


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