FOLLOW US

UPDATE|2022/09/27

6年ぶり映画主演・小出恵介、芸能活動復帰への道「思い切って何かを変えないと…アメリカへ留学」

小出恵介 撮影/松山勇樹



渡米して2年ほど経った頃、世界中に新型コロナウイルス感染が拡大。それが結果的に、日本での芸能復帰のきっかけとなった。

「最初は勇んでニューヨークに行っているので孤独感みたいなものもなかったんですけど、2年ぐらい経つと日々の疲れもあって、『はて……?』みたいな。でも、まだ日本に帰るのは早いんじゃないかという葛藤もあったんですけど、そんな中でコロナ禍になって、決まっていたミュージカルの仕事も飛んでしまいました。先行きの見えない状況の中、2020年の夏に日本に帰ってきて。その時に、ちょうど事務所の所属が決まり、同じタイミングでプロデューサーの方から『女たち』(21)という映画にエキストラとして出てみないか? というお話をいただきました。復帰に関しては、世間に許してもらえるのか、受け入れてもらえるのかと不安だらけでした」

2021年7月15日から8月19日にかけて配信された『酒癖50』(ABEMA)で4年ぶりのドラマ復帰を果たした。しかも主演だった。

「酒にまつわるドラマですから、普段の役柄とは違ったプレッシャーもありましたし、観た人にどう受け取られるのか全く予想がつきませんでした。それは僕だけではなく、プロデューサーや制作陣も不安だったと思います。ただ起用してくれたのはありがたかったですし、久しぶりの連続ドラマということで楽しかったです。撮影現場も、もともと自分が長くいた場所なので、居心地の良さを感じました」

6年ぶりの主演映画となる『Bridal, my Song』は、50年以上に渡ってブライダル業界をリードしてきたブライダル運営の専業会社「BP」の今野秀尊会長の半生を映画化した作品。今野会長は本作のエグゼクティブプロデューサーも務めている。

「横浜にある施設を見学させてもらい、実際の結婚式や、社員の方々が働いているバックヤードも見させていただきました。ほとんどウェディングとは縁がなかったのですが、本物の現場で見て、聞いたことが、役作りのヒントになりました」

AUTHOR

猪口 貴裕


RECOMMENDED おすすめの記事