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UPDATE|2022/11/06

菅田将暉、佐藤健、竹内涼真、綾野剛…仮面ライダーから羽ばたいた俳優たち

画像は『全仮面ライダー スーパー大図鑑 』(講談社)


さて、歴代の『仮面ライダー』シリーズの中には、イケメンパラダイスのようなライダー作品があったことをご存知だろうか。2013年から2014年に放送された『仮面ライダー鎧武』だ。戦国武将とフルーツがモチーフになっているという点もユニークなのだが、この頃には、ひとつの作品の中に、数人の仮面ライダーが登場することも当たり前になっていた。主役の仮面ライダー鎧武を演じたのは、佐野岳。その他、小林豊、高杉真宙、久保田悠来らも仮面ライダー役として脇を固める。テレビの前で、そして、リアルイベントで…熱狂する息子と共に、イケメン若手俳優達に熱い視線を送っていた母親達も多かったことだろう。

他にも、俳優の名前だけでも挙げてみると、細川茂樹、オダギリジョー、水嶋ヒロ、要潤、福士蒼汰、瀬戸康史、吉沢亮、磯村勇斗、赤楚衛二、高橋文哉…かつては、みんな仮面ライダーだったのだ。映画『何者』での佐藤健と菅田将暉の共演を見て、仮面ライダー電王と仮面ライダーWの共演だ!とワクワクしてしまった、なんていう話も聞いたことがある。これだけの俳優が『仮面ライダー』シリーズに出ていたのだから、その後、映画やドラマで新旧のライダーが共演するなんてことは珍しいことではない。

世の中の男の子達が仮面ライダーにハマるのは、せいぜい長くても3年くらいだろうか。シリーズ2~3作品にハマった後、一度興味は失せてしまい、スポーツや習い事、ゲームやアニメなどに興味関心が移行していってしまう。でも、男の子達が数年間夢中で見ていた、その時のライダー俳優は、その家族にとってはいつまでも仮面ライダー〇〇として心に残っているだろう。例えば、筆者の家では、いまだに竹内涼真がテレビに映ると、『仮面ライダードライブ』を思い出してしまうし、彼が映画やドラマの主演を務めると、家族みんなで応援してしまうほどだ。

最後に、そんな『仮面ライダー』関連で、気になる2つの作品を紹介したい。1つは、Prime Videoにて、世界独占配信が開始された『仮面ライダーBLACK SUN』という作品だ。主演は、西島秀俊と中村倫也。ここまでは、若手の登竜門として語ってきたが、今まさにノリに乗っている2人の俳優が仮面ライダーを演じている。

そして、2つ目の作品は、庵野秀明監督の『シン・仮面ライダー』である。主演は池松壮亮、ヒロインは浜辺美波。こちらの作品はまだまだ謎に包まれている印象だが、公開は来年3月。「シン・ゴジラ」、「シン・ウルトラマン」に続くシン・シリーズとして、既に期待値が高まりまくっている読者も多いことだろう。

時を超え、世代を超え、老若男女に対して、ずっとワクワクを提供し続けてくれている『仮面ライダー』シリーズ。もう一度どっぷりハマるなら…「今」かも知れない。

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AUTHOR

南 喜一


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