──あぷさんは創作衣装も多いですが、どんなイメージで作っていますか?まずはキャラクターのテーマや性格、持ち物などの設定をイラストを描きながら細かく考えます。その後、設定に合った色や質感の生地を実際に探しに布問屋に行きます。店頭で見つからない材料は通販で探す事もあります。実際に作り始めると、イラストと実物でイメージが変わってしまう事もあるので、作って試着しながらより良いバランスになるように調整を加えて仕上げていきます。今回の場合は最初に「氷属性の戦う女の子」とテーマを決めたので、クラッシュアイス風のアクリルビーズや冬らしいキルティング生地、ファーテープなどを素材として選びました。
──今後、挑戦したいコスプレについて教えてください。ここしばらくはポートレートやオリジナル創作を楽しんでいたのですが、今は好きなアニメ作品がかなり多くてうずうずしているので版権ものもたくさんやりたいです! 『水星の魔女』『メイドインアビス』『ゆるキャン』など。数え上げたらキリがないですね。
──あぷさんご自身のこともお聞きしたいのですが、普段はどんなお仕事をされていますか?平日は会社員として働いています。企画系の職種なのでコスプレの活動で得た感覚やトレンドも仕事に活かされたり、その逆も然りなので面白いです。
──子供の頃はどんな子供でしたか?小さい頃は絵を描くのと妄想が大好きで、幼稚園では毎日一言も声を発さないくらいの引っ込み思案な子どもでした。小学校に上がってからは習い事と受験勉強が忙しくて一人でよく泣いていた覚えがあります。服装でいうと、姉が天真爛漫で可愛い物が大好きな人だったので被りたくなくて対照的にズボンや青系の男の子っぽい格好を選んでいました。その反動で今になってかわいい格好や子ども向けのアニメ作品が大好きなのかな、とたまに思います。
──学生時代、周りからどんな人だと言われていましたか?身長が低かったのと大人しかったのもあり、クラスの女の子たちからずっと末っ子のように可愛がってもらっていたと思います。よく言われたのは「絵が上手」とかかもれしません。
──学生時代にやっていた部活動があれば教えてください。兼部が自由な中高だったので、テニス、お料理、美術などです。大学生の時は天体研究サークルでした。
──休日の過ごし方、今ハマっているものについて教えて下さい。コスプレが最大の趣味なのはずっと変わらずなんですが、最近は劇団四季のミュージカルを見に行くのが大好きです! 『アナ雪』が一番好きでこの1年で4回見ました。演者さんのパワーや舞台演出がすごくて、何回見ても飽きないです。あとは『ゆるキャン』の影響で始めたキャンプと、撮影前日用のむくみ防止レシピを研究するのにも最近ハマっています。
──コスプレイヤーとしての目標や今後の展望があれば教えてください。オリジナルデザインの創作コスプレレベルをもっと高めたいと思っています。また、コスプレきっかけで始めた衣装デザイン自体も大好きなので、自分用に留まらず衣装デザインや 制作のお仕事ももっと手がけてみたいという野望も抱いています。
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