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UPDATE|2022/12/23

有村昆、スキャンダル後男性からの応援が急増「ピンチはチャンス、セクシー映画や不倫映画を紹介」

有村昆 撮影:松山勇樹



「謹慎中に観たのは『リトルミス・サンシャイン』とか、殺人描写や激しい感情が出てこなさそうな穏やかな映画しか手に取れなかった。そんななか、『トゥルーノース』という作品を観たんです。北朝鮮の収容所の話なんですけど、リアルに描写するとあまりにもショッキングなので、CGアニメで表現したという作品なんですけど、やっぱりこういう作品を観ていると、世界にはもっと厳しい状況で生きている方々がいるんだから、僕もへこたれてる場合ではないなとは思いましたよね。

復帰後は『不倫映画について語ってください』という依頼が増えたんですけど、それはもう真剣に観てます。『マディソン郡の橋』、『失楽園』、「危険な情事』も再度観ました。ただ、やっぱり映画なので、実際とはちょっと違うよね、という感覚にはなりますよね。『昼顔』だって、こんなキレイにいかないよ、と思いました(笑)」

結果的に自分をさらけ出し、好きな映画の話をしている有村は、以前よりも活き活きとしているように見える。

「もちろん反省はしてるんですけど、なんかこういう人生もアリなんじゃないか思うようになりましたね。最近は特に原田隆二さんや宮崎健介さんと仲良くさせてもらってるんですけど、先人たちの背中を見てると、失敗を認めること、に尽きるんですよ。なんとか取り返そう、抹消しようと思っても、時間がかかるだけなんです。

有村昆の人生が映画なら、その時その時によって演じる役柄が変わってもいいんじゃないか。戦国武将だって名前が変わる、ビートルズだってマイケル・ジャクソンだって、スキャンダルもあったし、時代によって評価も変わる。まあ、武将やスーパースターと有村昆を比べてどうかというのはありますけど(笑)。みんな表に出てないだけで色々あるんですよ、きっと。 僕の場合、本性が表に出てしまったんですが」

映画パーソナリティとしても、エロも語れる解説者というポジションは意外と異色かもしれない。

本当の自分を出し始めた有村昆は、誰も歩いたことのない道を歩み出している。

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