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UPDATE|2019/04/29

「11年間アイドルでいさせてくれてありがとう」指原莉乃卒業スピーチ全文

4月28日に横浜スタジアムで開催された指原莉乃卒業コンサート (C)AKS

28日(日)横浜スタジアムにて開催されたHKT48指原莉乃の卒業コンサート。最後のスピーチも指原らしく、約9分間のスピーチを事前に書いた手紙を読むのではなく、顔を上げて自分の言葉で話し切った。



アンコール開け、白いドレスで登場した指原莉乃は、時おり涙で声を詰まらせながらもファンに向かって一言一言噛みしめるように語りかけた。

みなさん、アンコールありがとうございます。4ヶ月前に卒業を発表してからあっという間に時間が経って、今日、この日が、そしてこの時が来てしまいました。こんな時じゃないと、感謝の気持ちも言えない口下手なので、ここで少し時間をください。

まず、HKT48マネージャー、そしてHKT運営のみなさん。今まで本当ありがとう。特にマネージャー陣にはたくさん怒ってごめんなさい。みんなには感謝の気持ちもたくさんあるんですが、これからのHKT48に関してお願いがあります。それはメンバーのお話をちゃんと聞いてあげてください。メンバーみんな人生をかけてアイドルになっています。だからこそ、みんなの話をしっかり聞いてあげてほしいです。でも、間違ったことを言ってしまうこともあると思います。そんな時は、目を見て一から何がいけないのか分かるまで教えてあげてください。ワンマンになってはいけません。ファンを信じて、メンバーを信じて一緒に進んで行ってください。みんなでHKT48です。これからも風通しのいいHKT48でいてね。

そして、メイクさん、衣装さん。私、みんなのおかげでこうやってステージに立ってます。本当に今までありがとうございました。これからも皆さんの力はAKB48グループの誇りだと思っています。これからもグループをよろしくお願いします。

そして、演出チームのみなさん、コンサートスタッフのみなさん。みなさんのおかげでアイドルとしての寿命がすごく延びたような気がしています。みなさんに出会ってからのコンサートは本当に本当に楽しかったです。タレントとしても仕事もすごく好きだけど、やっぱりステージが好きでした。本当にありがとうございました。たくさんわがまま言ってごめんなさい。全部叶えてくれてありがとうございました。

そして、秋元先生。見つけてくれて、育ててくれて、本当にありがとうございました。私がAKB48を好きになったきっかけは秋元さんの詞です。今になって秋元さんに詞を書いていただける有り難さをすごく感じています。自分もプロデュースをすることになって、今、発表したように新公演も書いています。そんな時に秋元さんのすごさ、偉大さを改めて実感しています。今までありがとうございました。『恋するフォーチュンクッキー』に出会えて、とっても幸せです。これからもたまにはアドバイスください。お願いします。

そして、メンバーのみんな。仲良くしてくれてありがとう。何より大切で宝物です。みんなに出会えてよかったです。しつこいけど、優しくて強い女性になってください。みんなならファンのみなさんに必ず幸せを与え続けられるって信じてます。本当に本当におバカさんたちばかりで、でも正直で、嘘をつけない一生懸命なみんなのことが大好きです。みんなの幸せを何より願っています。辛いことがあった時、嬉しいことがあった時、いつでも連絡してね。

そして、最後はファンのみなさん。11年間アイドルで、莉乃ちゃんでいさせてくれて本当にありがとう。みんななら分かってくれるはず。優しいみんなに甘えて感謝の言葉も正直な気持ちも伝えるのが苦手で、本当にごめんなさい。どんな時も守ってくれて本当にありがとう。これから先、他のアイドルを好きになることもあると思います。私ももちろんそんなことでは怒りません。だけど、元々私のことを応援してくれていた人として、恥ずかしくない行動をとってね。アイドルに優しくしてね。意地悪なこととか、説教しちゃう人にはならないでください。

ここからはアイドル指原莉乃とそのファンの最後の約束です。みんなが将来、指原を応援してたんだよって言っても恥ずかしくない人間になります。ちゃんと幸せでいます。だからみんなも幸せでいてね。私は11年間、本当に幸せでした。アイドルになったことを後悔した日は一度もありません。嫌でやめたいと思ったこともありません。私はアイドルという仕事が大好きでした。みんなのことも大好きです。本当にありがとう。

スタッフ、メンバー、そして何よりファンへの感謝の気持ち、「アイドルでいられたことの幸せ」を語った指原莉乃。3万800名のファンに見送られ、次の道へ進む。

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