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UPDATE|2019/05/25

伊藤かりんが伝えた“乃木坂46の魂”「アンダーライブが大好き。自分のアイドル人生を誇りに思う」

乃木坂46の23rdシングル『Sing Out!』


そして、伊藤かりんが最後の挨拶として読んだ手紙の後半にはこう書かれていた。「私がアンダーにこだわるのは、アンダーライブが大好きだったから。アンダーライブに出たかったから。だから私は、自分の通ってきた道になんの悔いもないし、自分をかわいそうだと思いません。自分のアイドル人生を誇りに思っています」

乃木坂46というグループはもちろん、アンダーライブという場は彼女たちの“誇り”なのだ。だからこそ、伊藤寧々も永島聖羅も能條愛未も川後陽菜もアンダーライブを卒業の場に選んだのかもしれない。

その“誇り”を守るために奮闘していたのが伊藤かりんだった。アンダーライブ中部シリーズから合流した3期生に“正しい”振りを伝授するのだが、向井葉月がなかなか覚えられない。「『Mステ』の楽屋でもずーっと鏡の前で一緒に踊って。彼女の熱意や踊り方は好きなので、振りだけ正しくしてほしかったんです」(『OVERTURE』015)

2期生までは南流石をはじめとして振り付けした先生が手の角度や指の広げ方まで細かく教えていたが、3期生はダンサーの先生が、過去の乃木坂46の映像を観たうえで教えるために微妙な違いが出てしまうことがあるという。伊藤かりんは「乃木坂46の“振りコピ集団”になってほしくない」と嫌われる勇気を持って3期生の指導に当たるのだった。

今回のアンダーライブ、中村麗乃、向井葉月、吉田綾乃クリスティーの3期生から感じたのは「乃木坂46のパフォーマンス」だった。乃木坂46の1期生オーディションに落ちたことで乃木坂46のオタクになるところから始まった伊藤かりんのアイドル人生は、乃木坂46の魂を伝えきったことで幕を閉じたのだ。


▽『乃木坂46 23rdシングル「Sing Out!」発売記念アンダーライブ』セットリスト
出演:伊藤かりん、伊藤純奈、斉藤優里、佐々木琴子、寺田蘭世、中田花奈、中村麗乃、樋口日奈、向井葉月、山崎怜奈、吉田綾乃クリスティー、和田まあや(50音順)

Overture
01. 滑走路
02. その女
03. ブランコ
04. シークレットグラフィティー
05. 春のメロディー
06. 自惚れビーチ
07. 13日の金曜日
08. Against(和田・山崎・中村)
09. 釣り堀(伊藤かりん・伊藤純奈)
10. 心のモノローグ(中田・寺田・吉田)
11. 2度目のキスから(斉藤・樋口・佐々木・向井)
12. アンダー
13. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
14. ここにいる理由
15. 嫉妬の権利
16. 日常
17. 狼に口笛を
18. 転がった鐘を鳴らせ!
19. ハウス!
20. 扇風機
21. ダンケシェーン
22. 涙がまだ悲しみだった頃
23. 誰よりそばにいたい
EN1. 生まれたままで
EN2. ロマンスのスタート
EN3. 左胸の勇気
EN4. 泣いたっていいじゃないか?
EN5. 乃木坂の詩
WEN 僕だけの光

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