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UPDATE|2023/02/09

映画『生きててごめんなさい』綾野剛、伊原剛志、武田玲奈らから推薦コメントが到着

(C)2023 ikigome Film Partners

『余命10年』監督の藤井道人がプロデュースし、綾野剛主演のドラマ「アバランチ」では藤井と共に演出を担当した新鋭・山口健人監督が現代の日本の若者たちが抱える「病み」を鋭い視点で描く映画『生きててごめんなさい』(通称:イキゴメ)。今回、俳優の綾野剛、伊原剛志、武田玲奈らから推薦コメントが到着した。

【写真】若者の「病み」を描いた映画『生きててごめんなさい』場面カット【15点】

主演は社会現象を引き起こしたミュージカル「刀剣乱舞」のメインキャラクターである三日月宗近役を演じた黒羽麻璃央。本作ではそれまでの華やかな役とは違う一癖ある難しい役どころに挑戦。

ヒロインの莉奈役は、映画『少女邂逅』(監督:枝優花)で初主演を務め、『街の上で』(監督:今泉力哉)などの話題作に出演し、アメリカのテレビシリーズ「SHOGUN」の放送が控えるなど、着実にステップアップしている穂志もえかが務める。

シネ・リーブル池袋、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほかにて公開が始まり、Filmarks(フィルマークス)の「初日満足度ランキング」にて第1位を獲得(2023年2月6日調べ)するなど、注目の映画だ。

今回、俳優の綾野剛、伊原剛志、武田玲奈、今野杏南、伊澤彩織、中村ゆりか、物書きのSYOから推薦コメントが到着した。

以下、推薦コメント全文。

▼綾野剛(俳優)
山口健人監督とは激動作品を共にした戦友。プロデュースの藤井道人氏もまた戦友。その戦い続ける姿勢は、その眼差しはどこへ向かっているのか。ひとつの答えがこの映画で結実されている。そっと傍観するつもりが、いつの間にか呑み込まれ、鼓動が鷲掴みにされ、気づけば抱きしめられていた。それぞれの声にならない心のささくれが、それぞれの言葉にできない皺の揺らぎが、愛おしい。ただただ生きる叫びで溢れている。またひとつ大切な映画に出会えました。

▼伊原剛志(俳優)
山口監督はいつも登場⼈物の心の機微を丁寧に描く。「孤独とは・・・誰もが抱える。でも・・・誰かと繋がりたいと願う。」

▼武田玲奈(俳優)
“生きててごめんなさい”私もそのようなことを思った事があります。自分が嫌いで仕方ない時です。修一と莉奈にも”生きづらさ”というのがすごく見えました。それゆえのすれ違いも見られました。生きづらさに悩む若者、非常に多いと思います。この二人に共感する部分もあるのではないでしょうか。昨今、セルフラブ、ありのままの自分を愛する、などが流行っていますが、なかなか急に思考を変えて自分を愛することなぞ無理です。でもそれでもいいんだと。ゆっくり考えながら、色んな人に頼りながら明日も生きていこうかなという気持ちになれる映画でした。

▼今野杏南(俳優)
こんなにも不器用なのにとても熱量のある恋物語。見ていて苦しいはずなのに、ワンシーンが進むたびに暖かい光が見えてくる、そんな感覚になりました。登場人物みんなに感情移入が出来てしまうのは、きっと、誰もがほんの少しでも不器用にもがく現実を知っているからだと思いました。私自身も作家として活動している為、修一が小説と向き合う姿には力が入ってしまいましたが、先輩である今日子の「締切くらい守ろうよ」の台詞は、心にグサリと刺さりました(笑)

▼伊澤彩織(スタントパフォーマー、俳優)
2人が見ている世界を通して、作り手がぶつかる嫉妬と焦燥の正体の謎を解くことができました。今見えている景色に気づき立ち止まる、リナのような純粋な魂を私も持ち合わせていたい。

▼中村ゆりか(俳優)
一番近くで応援してほしい人に応援してもらえない、そんな孤独感がすごく伝わってきました。ただ側で認めてほしいのにその願いすら敵わない絶望感から涙が出てくるりなちゃんを私はただ応援したくなりました。男の子のプライドもあるのも分かるし女の子の私を見て欲しい気持ちも分かる!男女のすれ違いが切なくて胸がぎゅっとなりました。是非劇場で見て確かめてくださいね。皆さんの感想も聞きたいです!

▼SYO(物書き)
才能。僕たちはどれだけその有無を呪い、焦がれながら生きてゆくのだろう。どの瞬間もいたたまれなくて、でもわかってしまう。この映画にあるのは、身に覚えのある痛みばかりだ。辛い。苦しい。愛おしい。

【あらすじ】
出版社の編集部で働く園田修一(黒羽麻璃央)は清川莉奈(穂志もえか)と出逢い、同棲生活をしている。修一は小説家になるという夢を抱いていたが、日々の仕事に追われ、諦めかけていた。莉奈は何をやっても上手くいかず、いくつもアルバイトをクビになり、家で独り過ごすことが多かった。ある日、修一は高校の先輩で大手出版社の編集者・相澤今日子(松井玲奈)と再会し、相澤の務める出版社の新人賞にエントリーすることになる。

一方、自身の出版社でも売れっ子コメンテーター西川洋一(安井順平)を担当することになるが、西川の編集担当に原稿をすべて書かせるやり方に戸惑う。修一は全く小説の執筆に時間がさけなくなり焦り始める。そんな中、莉奈はふとしたきっかけで西川の目に止まり、修一と共に出版社で働く事となる。西川も出版社の皆も莉奈をちやほやする光景に修一は嫉妬心が沸々と湧き、莉奈に対して態度が冷たくなっていく。いつしか、喧嘩が絶えなくなり―。



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