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UPDATE|2023/02/23

解散まで残り4カ月…BiSHの最後を見逃すな、エンタメ界をザワつかせてきた軌跡

BiSHラストシングル『Bye-Bye Show』 [OFFiCiAL ViDEO] BiSH公式YouTubeチャンネルより



解散までのライブ回数が限られた中で、もう一度この経験を出来るかは分からないが、過去にこうしたライブ現場を目撃している清掃員にとっては、のちのち自慢出来るエピソードであることは間違いない。

気になるBiSHの今後のライブの予定なのだが、6月29日の東京ドームでの解散ライブ前に、3月8日から最後の全国ホールツアーがスタートする。さらに、5月末までのツアー期間中に、UVERworldとのツーマンライブ、「JAPAN JAM」や「VIVA LA ROCK」といったフェスへの出演も決定している。もしかしたら、さらにイベント出演等の追加情報もあるかも知れない。BiSHのライブを観ることが出来るラストチャンス、チケット争奪戦となることは必至だが、こまめに公式サイト等をチェックして、諦めずにトライしてみて欲しい。

続いては、個性的なメンバー1人1人の今後にも注目しておきたい。

アイナ・ジ・エンドは昨年、ミュージカル『ジャニス』に出演。初のミュージカル出演にも関わらず、主役のジャニス・ジョプリン役を熱演し、改めてその唯一無二の声と歌唱力が高く評価された。引き続き、ソロアーティストとして活躍し続けるだろう。そして、木梨憲武や氣志團、さらに、ヒロミを中心とした八王子会といった芸能界の大御所達からも愛されるセントチヒロ・チッチ。チッチは、フジテレビの伝説のライブ番組『FACTORY』復活の際にMCに抜擢されるなど、業界の各方面からも広く愛されている。今後はその愛され力も活かし、番組MCやパーソナリティなど活動の場を広げていきそうだ。

さらに、モモコグミカンパニーは小説やエッセイ等でも活躍。もともと、BiSHで最も多くの楽曲の作詞を手掛けて来ただけに、引き続き、その文才にも注目したい。そして、アユニ・Dは、BiSHと並行してソロプロジェクトPEDROとしても活躍して来た。過去には、横浜アリーナでの単独公演も成功させている。現在は活動休止中なだけに、BiSH解散後の新たな動きにも期待が高まる。また、無口担当のリンリンは、奇抜な髪型やミステリアスな雰囲気で、独自のポジションを確立して来た。今後はさらにファッション関連での活躍にも期待したいところだ。

最後に、メガネ担当のハシヤスメ・アツコは、既にソロ曲をリリースしたりもしているが、ワンマンライブでのミニコントを見て、舞台等でのコメディエンヌとしての活躍に期待するファンもいることだろう。いずれにしても、今後の活動展開が一番読めないメンバーなだけに、その動向に注目し続けたい。

そして、最後に、BiSH全体としての新たな展開についても紹介しておこう。BiSHは今年1月に、メンバー自身が私財を投じて「株式会社BiSH」を設立。そして、日本テレビの『スッキリ』内にて、「BiSH THE NEXT」というオーディション企画を行うことを発表した。現メンバーが次なるBiSHメンバーを選ぶというオーディションだ。果たして、どのような形で、2代目BiSHが誕生するのか?こちらの企画からも目が離せない。

BiSHは、これまでのどのアイドルグループとも、ガールズグループとも、ガールズバンドとも異なる「パンク」なアクションで、たびたびエンタメ界をザワつかせ続けて来た。解散までの残り4か月、そして、解散後もまだまだ楽しませてくれることだろう。


【あわせて読む】BiSH セントチヒロ・チッチが語るオーディション「嫌われようが、言いたいことは全部言って帰ろうと決めていた」
AUTHOR

南 喜一


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