アイドルにやりがいを感じる。けれど経済状況は苦しい。メイリもついに限界を迎えた。
「最後の方は精神的にまいってきちゃって、どうしたらユニットを辞められるかばかり考えてました。最終的には心身のバランスを崩してしまい、結局活動休止を経て卒業することになりました」
4年のアフィリアでの活動を終えたメイリ。
「心身ともにダウンしていたので数ヶ月は寝込んでしまいましたが、2年ぶりに実家に帰ったり、リフレッシュもできました」
その後は高校の友人からの紹介もあり、コールセンターのアルバイトを始めた。
「コールセンターってストレスでほとんどの人がすぐ辞めるんですけど、私はアイドルでの経験もあったので忍耐強く頑張れました。最初はぼろぼろでしたが、一生懸命働いてセンタートップの成績に上り詰め、年間ベストクオリティ賞などいろんな賞をもらえましたよ。それがあらゆる相手との話し方の勉強になったり、自分への自信にも繋がった」
そんなふうにバイト活動をしながら、事務所が立ち上げた「ClipClip」というアイドルグループに所属することとなった。
「規模が小さいグループになったんですけど、 自分たちでのほほんとやれるので楽しいなと思って新鮮な気持ちがありました」
やがてアイドルもやり切ったと感じたメイリは芸能界から離れて、OLに転身。視聴率を計測する会社の派遣社員として働くことになる。
「もうOLの生活、普通に生活することが楽しくってしょうがなかったです。周りの目やSNSを気にせずに生きるってのが楽で。普通に芸能活動をしてると特別美人とは思いませんが、一般の職についているとすごいみんなかわいがってくれる。会社の集まりの飲み会とかに行くと『いや、もう来てくれただけでありがたいよ』と言ってもらえるし、お金とかも取られないんで(笑)」
苦労の連続だったアイドル時代を経て、OLとして働くことに充実を感じていたメイリ。記事の後篇ではそんな彼女が本格的にグラビアアイドルとなる意外なきっかけについて明かしてくれた。
【後編はこちら】"下乳の神"メイリがグラビアを始めるまで「巨乳になるストレッチをしてました」