メイリが他の多くのグラビアアイドルと違う点は、グラビアを明確にビジネスとして捉えている点だ。多くの特に若いグラビアアイドルはグラビアをきっかけに女優やバラエティータレントへの転身を夢見るケースが多い。
一方、メイリの場合は撮影会やファンクラブなど自分の収入となる活動を第一に考え、そのプロモーションとしてDVDなどのグラビアを使っている。しっかり地に足がついているのだ。
「ここ1年は写真集やカレンダー。トレーディングカードも出させてもらいました。ただ、そうした作品で得られるお金って入ってくるタイミングが不安定じゃないですか。なので月々の安定収入として撮影会、あとは毎月発売するチェキ通販などがあります。最近ファンクラブも新しいサイトに移行したんですが、今のところ、順調に会員は伸びています」
さらに安定収入を得られることで、自身への投資も躊躇なくすることができる。
「グラビアを始めたことでルックス、ポージング、衣装と自己プロデュースに目覚めました。だからお金をかけられるところにはしっかりかけちゃうんですよ。かけたお金は別のルートで売れて回収すればいいので。そこは惜しみなく使っていますね」
グラビアと並行して、この春からは再びユニット活動も始める。「ロック×毒系」をテーマにした7人組「ギャンビーノ×2(ギャンビーノギャンビーノ、略称ギャンギャン)」のメンバーとして5月にデビュー予定だ。
「ユニット活動自体は好きで『clip clip』を卒業した後も、友達と『MORE RAVISH』という3人組アイドルをやっていたこともありました。事務所に所属しないでやるユニット活動って、自分たちの好きなことができるし、気負いなくやることができる。運営と衝突することもない。今はグラビアで収入的に余裕もできたので、もう趣味でやれるかなと思えたことも大きかったです。あと最近、運動不足でその解消という面もあります(笑)」
グラビア活動も順調で、2月28日には12作目のDVD「ミス・セクシャル」をリリース。5月31日には13作目のDVD「貴方のものにして」が発売する。さらにグラビアでも目標があるという。
「去年初めて週刊実話さんとMEN’S DVD SEXYさんで、表紙をやらせてもらったんです。今年も表紙をやれたら、ファンの方も喜んでくれると思うので今年もやりたいですね。私は大人になってからグラビアを本格的にやっているので、王道グラドルの子とはルートが違うから難しいかもしれませんが、ぜひ青年誌の表紙をやりたいです!」
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