でんぱ組.incと虹のコンキスタドールの兼任メンバーとして活動している根本凪。今年1月にはでんぱ組.incを卒業する夢眠ねむから担当色・ミントグリーンを継承した。根本にとって夢眠ねむはアイドルになる前からの憧れの存在。あれから半年、彼女は今、どんな思いで活動をしているのか。先月発売したファースト写真集『スピカ』(小学館)も好調な根本凪に、夢眠ねむとの話を聞いた。
──根本さんは虹コンに加入する前から夢眠ねむさんをリスペクトしていたそうですが、どういうきっかけでファンになったんですか。
根本 中学時代は引きこもりで、ネットサーフィンばかりしていたんですけど、たまたま中3のときにでんぱ組.incの『W.W.D』というMVを見つけたんです。もともと私はボブが好きだったので、「このボブの可愛い人は誰?」と思って、いろいろ調べて。顔の感じも好きだったのでファンになりました。
──当時、ビジュアル以外でねむさんを好きになったポイントは?
根本 アイドル活動とは別に美術もやられて、個展を開いたりして独自のキャラクターを作り出していたので、その辺にも憧れました。ねむさんのレベルには遠く及ばないんですけど、私も絵を描くことが仕事にできたらいいなって、ほんのり思っていたんです。ねむさんはアイドルをやりながら、それをやってのけていたので、カッコ良くてリスペクトしました。
──初めてねむさんと会ったのは?
根本 虹コンのデビューが2014年のTIFだったんですけど、それに向けての練習場所としてディアステージをお借りしていたんです。そこで、ねむさんと入れ違いになったんですよ。でんぱ組のメンバーに「これ可愛いんだよ」って話しかけながらお寿司の本を読んでて、らしいなって思いましたね。もちろん話しかけることはできずに、「この世にいるんだ」って、ただただ眺めていました。
──ちゃんと会話したのはいつですか?
根本 私の記憶が正しければDEARSTAGE主催の「クリスマスライブ 2014 〜あなたのサンタになれるかな〜」で、虹コンも呼んでいただいたんです。その時は「やるしかない!」って心に決めて、「好きです。ねむさんきっかけでアイドルになりました。写真を撮ってください」って自分から声をかけさせていただきました。
──それからは普通に会話できたんですか。
根本 いえいえ……。ずっと遠巻きから見ていて、現場で会っても「お疲れ様です」って挨拶するぐらいだったんです。でも2016年のTIFで、ねむさんとすれ違ったら、「LINE交換しようよ」と言われて、「ついにきました!」と(笑)。そのときの、ねむさんの言葉は録音したかったです。
──いきなりの急接近ですね。
根本 しかもLINEでやり取りをさせていただいているうちに、ちょうどお互いにアニメ『KING OF PRISM』にハマっていたので、2人で応援上映を観に行ったんですよ。
──初デートですね(笑)。