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UPDATE|2019/07/19

AbemaTVアナウンサー 塩川菜摘インタビュー「想像力を働かせて思いやりのあるキャスターに」

塩川菜摘 撮影/武田敏将

山里亮太&蒼井優の結婚会見を全編ノーカットで最速放送するなど、地上波ではできないことに果敢に挑戦し続けるインターネットテレビ局“AbemaTV”。ニュースキャスターやアナウンサーも、さまざまな経歴を持っているバラエティに富んだ顔ぶれが揃う。今回は、ミュージカル女優からキャスターへと転向した塩川菜摘に、キャスターとして歩んできたこれまでを聞いた。


──小さい頃から芸能活動をしていたそうですね。


塩川 小3から劇団に入って、子役として舞台に出ていました。中学生のときには「アニー」のオーディションを受けて“ダフィ役”を演じさせていただきました。

──そのまま芸能活動を続ける気持ちはなかったんですか?

塩川 「アニー」の舞台に立ったときは生の反応が楽しくて、その道に進みたい気持ちもありました。ただ父の転勤があって高校生活は香港で過ごして、インターナショナルスクールに通っていました。

──だから英語が堪能なんですね。セント・フォースに入社したきっかけは何だったのでしょうか?

塩川 大学進学が決まって、ミュージカルも含めてオーディションを受けようと思って幾つかの事務所に応募したんです。そのうちの1つがセント・フォースでした。

──アナウンサーに興味はあったんですか?

塩川 あまりなかったです(笑)。知人からセント・フォースは良い事務所だと聞いて履歴書を送ったんです。所属したのと同時ぐらいに『NEWS ZERO』(日本テレビ)のお天気キャスターが決まって、あれよあれよという感じでした。

──ほぼ準備期間がないままお天気キャスターに就任したんですね。

塩川 すぐにお仕事ができると思っていなかったので、アナウンススクールに通う暇もなく、事務所のレッスンしか受けていませんでした。ただ当時の事務所の先輩・山岸舞彩さんが、『NEWS ZERO』のキャスターを務めていたので、いろいろ教えていただきました。

──お天気キャスターを経験して、今の活動で生きているのはどんなことでしょうか?

塩川 当時は毎日、気象センターに通って、気象予報士さんやスタッフさんにいろいろなことを学びました。いただいた原稿を自分なりの言葉で伝えるのもやりがいがありましたし、お天気キャスターで身についた考え方や話し方は、少なからず今に生きていると思います。

──なぜ大学卒業後もアナウンサー業を続けようと思ったのでしょう?

塩川 就職活動の時期に、卒業後も伝えるお仕事は続けたいなと思って、セント・フォースにとどまることを決めました。

CREDIT

取材・文/猪口貴裕 撮影/武田敏将


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