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UPDATE|2023/05/26

元NMB48 矢倉楓子、「1カ月で36曲覚える」負けず嫌い少女の"がむしゃら"な日々

矢倉楓子 撮影/西邑泰和


チームAの矢倉楓子を知ってもらうことで、NMB48にも興味を持ってもらいたい。それまでAKB48しか見て来なかったファンの心を掴むことで、NMB48に貢献できるはずという思いがモチベーションだった。

「チームでセンターを経験させてもらうようになってから、自分が人気者になることが、グループの人気にも繋がると考えるようになりました。難しいなと感じたのは、チームAを兼任した時にチームMの公演が被ったんです。もちろん私に選ぶ権利はなくて、マネージャーさんがチームAを選んで、チームMの公演に出られなかったんです。

私としてはNMB48のメンバーなのに……っていう複雑な気持ちがありました。NMB48のファンからしたら、『ふぅちゃんはNMB48のメンバーなのに、チームAを選ぶんだ』ってなりますし、実際にそう思われていて、兼任って難しいんだなと悩んだりもしました。ただ兼任がきっかけで『ふぅちゃんのことが好きになったよ』って握手会に来てくれたり、NMB48の公演に来てくれたりするファンの方がたくさんいたんです」

チームAでは成長を促してくれる先輩との出会いもあった。

「渡辺麻友さんと同じチームになれたのは大きかったですね。ステージ上での立ち居振る舞いはもちろん、裏での佇まいまで間近で見て、すごく勉強になりましたし、仲良くさせていただきました。たかみなさん(高橋みなみ)にもお世話になって、お下がりのワンピースをいただいて、握手会で着させていただきました。AKB48の選抜に入らないと、選抜の方々と関わることもなかったですし、NMB48を越えた繋がりができたのはありがたかったですね」

【後編はこちら】元NMB48 矢倉楓子、社会経験のなさを痛感したグループ卒業後
AUTHOR

猪口 貴裕


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