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UPDATE|2023/08/03

『リコリコ』『ぼざろ』『ウマ娘』続々と舞台化、いま男性向け2.5次元舞台がアツい理由

舞台『ウマ娘 プリティーダービー』

ミュージカル『テニスの王子様』を皮切りとして、世間に浸透していった2.5次元舞台。主に女性をターゲットとしたジャンルだと認識している人も多いかもしれないが、実はここ最近、“男性向けの2.5次元舞台”もかつてないほどの活気を見せている。

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たとえば今年1月には、ゲームにアニメに大人気の『ウマ娘 プリティーダービー』が初の舞台化。公演は大盛況のうちに幕を下ろし、8月11日に発売されるBlu-rayは、一時予約が取れなくなるほど申し込みが殺到していた。

同舞台はオリジナルストーリーだが、メインキャラクターの役柄をゲーム版の声優が自ら演じたことで話題を呼んだ。普段舞台に親しみがないファンが興味を持てる仕掛けになっていたのが、成功の要因だろう。

同じく1月には、A-1 Picturesによる大ヒットアニメ『リコリス・リコイル』(TOKYO MX ほか)の舞台化も実現した。声優本人ではなく、女優の河内美里と本西彩希帆が主人公の2人に抜擢されたが、その原作再現度の高さからファンに受け入れられたようだ。連日満席となり、立ち見席が用意されるほどの盛況ぶりだった。

さらに8月には、昨年末に大きな話題を呼んだアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』(TOKYO MX ほか)が舞台化される予定だ。演出家は『リコリス・リコイル』と同じ山崎彬氏が務め、生歌唱・生演奏を織り交ぜたパフォーマンスになるらしく、今から期待が高まっている。

今までは2.5次元舞台といえば、主流はあくまで女性向けミュージカルだった印象だ。男性向けが存在しなかったわけではないが、その場合は舞台というよりも、女性声優が出演するライブイベントが多かった。

そこで新たに注目を浴びる『ウマ娘 プリティーダービー』『リコリス・リコイル』『ぼっち・ざ・ろっく!』の舞台化は、男性ファンを強く意識した2.5次元舞台として、これまでにないブームの到来を感じさせる。


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