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UPDATE|2023/08/09

インパルス板倉“趣味人”としての顔「ハイエース旅は冒険の記録を動画で残している感覚」

インパルス板倉俊之 撮影/松山勇樹



「僕にとっては、あれって単純に“旅の思い出ビデオ”ですから。いつかおじいさんになってから自分が見返すために撮って、編集してるんです。もちろん、多少は見やすくしないといけないですけど、“思い出ビデオ”だからそこまで頑張って作り込まなくてもいいかなって。

趣味動画って、撮る側が視聴者に“教える”という趣旨のものが多いような気がするんですけど、僕は最初からそういうつもりで始めていなかっただけに、初期の動画はまだ色々と慣れていない様子が収められているんですよ。それが今になって、すごい良かったなと感じています。

見習いだった頃の自分の姿ってその時にしか撮影できないし、後から『どんな感じだったかな』って、必ず見返したくなるはずなので。そういう意味でも、冒険の記録になっていますよね」

そのほか、板倉が趣味について発信する上で意識していることがあるという。

「滞りなく進行しているキレイな動画を見たいという人も多いですけど、僕は上手くいっていない苦しみの部分も動画に残したいと思ってます。実際にこれから趣味としてそれを始めたいと思って動画を見る人って、多分、そういうリアルなところが知りたいと思うんですよね。

たとえば、キャンプの後片付けってすごい大変なので『もう二度とやりたくない』ってなるんですけど(笑)、そういうところを端折らずにしっかりと見せる。僕自身も、頑張って片付けたわけだから、ちゃんと記録しておきたいんですよ」

“趣味人”として興味の範囲を広げ続けている板倉。やりたいことは、まだまだ尽きないのだそう。

「僕が思う趣味の良さって、後悔がないところなんですよ。その時間を使った以上の何かが必ず心に残るし、その趣味に出会ったあとの自分って必ずどこかが変化しているはずなので。だから、追い求めてしまうんじゃないですかね」

【あわせて読む】インパルス板倉が初エッセイを出版「ためになる本ではなく、人を笑わせる本を書きたかった」
AUTHOR

菅原 史稀


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