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UPDATE|2023/10/05

なぜ? 『007』『アメリ』『ギルバート・グレイプ』…名作映画のリバイバル上映ブーム到来

ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの最後を飾った『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』DVDジャケット(NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)

ここ最近、大手シネコンでひと昔前の名作映画が再上映されている光景をよく見かける。最新作に交ざって、90年代、00年代の懐かしいタイトルが並んでいるのだ。今や映画館の存在意義が問われるようになりつつある時代だが、だからこそリバイバル上映が話題を呼ぶのかもしれない。

【関連写真】今年2月に上映された映画『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』ポスター

たとえば9月22日からは、新宿ピカデリーをはじめとする全国の劇場で、映画『007』シリーズの4Kレストア上映が始まっている。『007』といえばイギリスのスパイ、ジェームズ・ボンドでお馴染みの人気シリーズ。第1作目『007/ドクター・ノオ』の日本公開から60周年を記念し、リバイバル・ロードショーとして10作品が上映されるという企画だ。

現在は『007/ゴールデンアイ』や『007は二度死ぬ』などの5作品が公開中で、残りの5作品は11月17日から順次公開されるという。

ジェームズ・ボンドはこれまでショーン・コネリーやダニエル・クレイグなど、6人の名優たちが演じてきた。今回のリバイバルは、異なる魅力のジェームズ・ボンドを大スクリーンで観られる、またとない機会と言えるだろう。

また10月13日からは、ラッセ・ハルストレム監督の名作『ギルバート・グレイプ』が1週間限定でリバイバル上映される。同作は1994年に公開された映画で、ジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオが兄弟役で共演したヒューマンドラマだ。

恐らく多くの人がディカプリオの青年期以降、特に1997年に公開された『タイタニック』でその端正な顔立ちを初めて目にしたと思うが、『ギルバート・グレイプ』のディカプリオは当時まだ19歳。『タイタニック』の“レオ様”とはまた違う、少年のようなあどけなさが残るディカプリオを見ることができる。


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