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UPDATE|2023/10/22

あの、中川翔子…水曜日のカンパネラ『エジソン』同様、癖になるケンモチヒデフミの楽曲の世界

ano公式You Tubeより



ケンモチは、意外なところでは、平井堅や藤井隆といった男性アーティスト、Charaやiriといった実力派女性アーティストにも楽曲を提供している。それぞれの楽曲で、斬新なアレンジ、遊び心満載のリリックといったケンモチ節が垣間見られるのだが、一聴しただけでは、ケンモチ楽曲と気付かないような王道J-POP感が漂う楽曲も多い。

また、男性グループだと、DISH//の『星をつかむ者達へ』という楽曲を手掛けている。こちらは、畳みかけるリリックやサビに向けて高揚感を感じられるアレンジなど、ケンモチ節が炸裂した1曲で、北村匠海の声とケンモチの癖のある楽曲がこんなにも相性がいいものか、と新たな発見を感じられる。ケンモチがこれまで手掛けてきた楽曲は、女性アーティストが中心だっただけに、今後はもっと男性ボーカリストやボーイズグループでも、ケンモチ楽曲を聴いてみたいものだ。

意外性という点においては、Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅのプロデュースで知られる中田ヤスタカが、昨年、Adoに楽曲を提供して音楽ファンを驚かせたように、今後はケンモチにも意外なアーティストへの楽曲提供やプロデュースで、音楽ファンをワクワクさせて欲しい。彼の振れ幅をもってすれば、どんなアーティストにも順応可能だと思うし、そのアーティストの新たな一面も引き出してくれることだろう。水曜日のカンパネラの活動のみならず、作曲家・編曲家・音楽プロデューサーとしてのケンモチヒデフミの今後の活躍にも期待したい。

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AUTHOR

南 喜一


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