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UPDATE|2023/10/28

大人になったプリキュアが“なんとかならない壁”に直面…『オトナプリキュア』の行く末とは

『キボウノチカラ~オトナプリキュア'23~』ポスタービジュアル(公式Xより)

2023年秋アニメとして『キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~』(NHK Eテレ)がスタートした。かつて中学生だったプリキュアたちが、大人になって登場する今作。さっそく視聴した大きなお友達の間では、“大人向け教育アニメ”だと話題になっている。

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主に『オトナプリキュア』で活躍するのは、『Yes!プリキュア5』『Yes!プリキュア5GoGo!』(いずれもテレビ朝日系)の主人公・夢原のぞみとその仲間たち。当時どこにでもいる普通の中学生だったのぞみは、ある時プリキュアの力を授かり、希望のプリキュア・キュアドリームとして、仲間と力を合わせて戦ってきた。

そんな彼女たちの活躍を描いた『プリキュア5』シリーズからおよそ十数年後。「なんとかなるなるー!」が口癖だったのぞみはすっかり大人となり、念願だった「教師」になる夢を叶え、そして……。“なんとかならない壁”に直面していた――。

たとえば彼女の教え子の一人に、ダンスの全国大会で優勝するという夢を持つ女の子がいる。しかし家庭の事情で田舎の祖母の家に引っ越さなくてはならなくなり、ダンス部のない学校に転校するしかないという。“私、もう踊れないんです”と意気消沈する彼女のために、のぞみは転校しなくても済むよう奨学金のような支援制度を作れないかと校長に直談判するのだが、現実はそう甘くはなく……。

それでも諦めず、今度は生徒の父親を説得しに行くのはさすがの行動力だろう。だがそこでも厳しい現実を叩きつけられ、しまいには「じゃあアンタ、俺の会社助けてくれるのか?」「借金を返してくれるのか?」「取引先を探してくれるのか!?」と相手を怒らせてしまう。

そんなのぞみを幼なじみの夏木りんは「いくら先生でも、できることには限界があるって」と慰めてくれるが、のぞみは「プリキュアだった時って、できないことなんてないと思ってた」「頑張ればどんなことだってできるし、不可能はない……そう信じてたな」と、無敵だったかつての自分を回顧するのだった。


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