FOLLOW US

UPDATE|2023/11/02

「オー!マイキー」のクリエイターが辿り着いた心境地はホラー・ファンタジーだった『唄う六人の女』

(C)2023「唄う六人の女」製作委員会



世界観やアート的な演出を多用することで誤魔化し、あやふやな印象を残すことで観客に解釈を委ねる作品は多々あるが、今作の場合は、描くべきことや結末の軸がしっかりしている。

あえてチープにみせている部分や、得体のしれない虫や爬虫類料理を食べさせられるシーンからは、B級ホラーの香りもしっかり漂っており、石橋義正は多くの舞台で演出や映像制作を手掛けているだけあるセンスが光っている。

そして得意のコンテンポラリーダンスを組み合わせたアート的映像美もあったりと、ひとつのジャンルでは収まりきらない独特の世界観を構築している。

【ストーリー】
正反対の性格の二人の男、萱島 (竹野内豊)と宇和島 (山田孝之) が、人里離れた山道を運転している最中に事故で気を失い、目を覚ます と、美しくも奇妙な六人の女たちが暮らす奥深い森の中の村に監禁されている 事に気付く。六人の女を誰が演じるのか、二人の男たちと六人の女たちの間でどういった物語が展開されていくのか……。

【クレジット】
出演:竹野内豊、山田孝之、水川あさみ、アオイヤマダ、服部樹咲、萩原みのり、桃果、武田玲奈ほか
監督・脚本・編集:石橋義正
脚本:大谷洋介
音楽:加藤 賢二 坂本 秀一
制作プロダクション:クープ コンチネンタルサーカスピクチャーズ
制作協力:and pictures
配給:ナカチカピクチャーズ/パルコ
(C)2023「唄う六人の女」製作委員会

【あわせて読む】【何観る週末シネマ】松岡茉優&窪田正孝主演・人の出会いはコロナでも奪うことはできない『愛にイナズマ』

RECOMMENDED おすすめの記事