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UPDATE|2023/11/12

草なぎ剛、トランスジェンダーを演じた主演映画『ミッドナイトスワン』を回顧「役作りはしていない」

(C)AbemaTV, Inc.



また、スタジオでは2020年に公開された、草なぎ主演映画『ミッドナイトスワン』でトランスジェンダー役を演じた草なぎの話題に。はるなは「私たちニューハーフは審査委員長ばりに見たんですよ」と口にするも、本作を大絶賛した。KABA.ちゃんも「(どのように)役作りをしたのかすごく知りたい」と草なぎに質問。すると草なぎは「してないんですよね、役作りというか」と回答。

はるなの「誰かに聞いたりとかは?」という質問にも、「むしろ、そういうふうにやっちゃうとできないというか」「言い方があれかもしれないですけど、美しく感じたんですよ、台本読んだ時に」「僕自身、自分に関して悩んだこととかってあんまりなくて、悩むことってなんか美しいんじゃないかなって」「それだけ真面目に生きているんじゃないかなって思ったんですよ、だから僕なんですよね」と、あえて役作りをしなかった理由を語った。

この草なぎの思いを聞いたKABA.ちゃんは「当事者の方の苦悩、寂しさがストレートに表現されていたからなんともいえない気持ちになった」「(今までは)いろんな方がそういう役を演じたとしても『あ、今頑張って演じていたね』とか思っていたのがなくって、自然と涙が出た」とまたも大絶賛。

GENKING.も「辛かったことが過去にいっぱいあるので、辛さもちゃんと描かれていてよかった」とコメント。また、はるなは「草なぎさんが演じることにとって、見てもらう人が広がるから知名度とかって大切だなって」というと、「そういう人たちに私はやってもらいたいんですよね、難しいかもしれないけど」と素直な思いを語った。

ゲスト3名からの絶賛コメントを受け、草なぎは「最初から(3人が)見るって言われていたらプレッシャーでできなかったと思う、絶対に」と語るも、「嬉しいわ、今日来てよかったです」と笑顔で返した。香取も「見終わって、すぐにツイートしちゃって」「お芝居やめようと思った、こんな俳優さんがいる、やめようって」と俳優を辞めようかと思うほど感動したことを明かした。

番組の最後にはゲストがそれぞれLGBTQに対する思いを口にする様子も。はるなは「LGBTQって言葉、今は過渡期だから仕方がないのだけど(いずれは)なくなってほしい」「テレビでのはるな愛のキャラクターは、私へのいじりなので他の人に押し付けないでほしいし、私もどんどんいじってほしいし」「ただテレビ出たくない人もいるんですよ、いろんな人がいるってことも分かってほしい」とコメント。

GENKING.は「10代・20代の友達やおしゃれで人気な方はゲイ・トランスジェンダーを公表していたり、性別とかどうでもよくない?って発信していたりしている」「若い子は受け入れている、受け入れ難い世代の人は30代から上かなって」と本音を吐露。

続けて「自分が大人になって思うのは、小さい時から周りが(LGBTQに)理解があって、ホルモン治療とかも若い頃からやっていたら違ったのかなとか」「これからの10代の小さい子は未来が拓けていくな」と10代・20代の若い世代の考えや自身の苦悩を述べた。

トリを飾るKABA.ちゃんは「全部言われちゃったから特にないんですけど」と口にし、笑いを誘うも「LGBTQって枠組みがなくなってほしいなって、そういう社会になればいいな」と語った。

他にもスタジオでは、「LGBTQの理解度、日本は高い?低い?」「海外でLGBTQをイジるとどうなってしまうの?」「LGBTQの番組が激減、どう感じている?」「オネエという言葉はもうテレビでは使えない?」などゲスト・専門家を交え、ななにーメンバーとの徹底議論が繰り広げられた。

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