――社長業もこなしているということで、具体的にどんなことをしている会社なんでしょうか。
乃街さん プロダクション業として、コスプレイヤーの子たちに色んなお仕事をお願いしたりとか、イベントの企画などもちょっとやったりしています。ひとつだけだと会社として存続させるのは大変かもしれないので、色んな事業をやっていますね。
――いつ起業されたんです?
乃街さん 2023年の1月からなので、まだ1年も経っていないです。それまでは普通にお仕事などをしたのち、フリーランスのコスプレイヤーを経て今に至ります。
――何をキッカケに起業することになったんですか。
乃街さん いつかは自分の好きなことをやりたいと思っていたんです。その頃に、ずっと推しで見ていた佃煮のりおさんも同じく女性で起業されていたのを知って決意しました。推しに影響を強く受けてしまったオタクなんですけど、本当に生き方に憧れて自分も頑張ってみたい!と思いました。
――実際、推しに憧れているから社長になるのはハードルが高い気もします。不安などはありました?
乃街さん 誰かの元でお仕事をするのと、自分でコントロールできる中で仕事をしたい人っていますが、そういう意味でいうと自分は後者だった。やりたいことを大きくしてみたかったっていうのもあったので法人化したので、むしろやりたいという自然な流れでしたね。
――社長というとすごく大変そうなイメージです。
乃街さん やってみたら「こんなに大変なんだ」って思いました。抱えていることが多すぎて時間が足りません。これが大変っていうよりは、全部がって感じですね。
――全部やらないといけないので大変なんですね。今は順調ですか?
乃街さん 多分順調……?でも、自分がやった方が早いって思っちゃうタイプなので、今まではお仕事を誰かに指示することが前まではできなかったんです。それが、最近はお願いできるようになりました。結局、自分の手がいっぱいいっぱいになるぐらいなら、誰かに頼んだ方がいいなって思えるようになったんです。