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UPDATE|2024/01/03

2024年のお笑い界は「タイタン」が熱い? ウエストランドにバキ童…所属芸人が絶好調な理由

「2023 第36回小学館DIMEトレンド大賞」のベストキャラクター賞を受賞したお笑いコンビ「ウエストランド」(画像は井口浩之の公式Xより)



タイタンの最近の動向といえば、2018年10月に設立されたお笑い養成所「タイタンの学校」も見逃せないところ。実際に春とヒコーキは同養成所の芸人コース2期生で、今ではしっかり「バキ童」として大活躍している。そろそろ他の「タイタンの学校」出身芸人も、頭角を現してくるかもしれない。

よくアイドル業界ではグループ全体のことをまとめて「箱」と呼んでいるが、タイタンの強みはまさにこの“箱感”が事務所の中で作られていることにある。吉本興業などと比べるとまだ規模は劣るものの、所属タレントが少数だからこそのアットホーム感が一つの武器になっているのだ。ちなみにタイタンは太田光の考えもあり、「芸人にネタのダメ出しをしない」という基本方針があることも知られている。

この“箱感”の形成には「タイタンの学校」もそうだが、2022年9月に開設されたYouTubeチャンネル「爆笑問題のコント テレビの話」も一役買っているように思える。

同チャンネルでは、「爆笑問題」が中心となったコントが定期的に投稿されており、『SMAP×SMAP』などの人気番組を手掛けてきた有名放送作家・鈴木おさむが監修を担当。スペシャルゲストやゲスト作家などが参加する一方、タイタン所属の芸人たちが活躍する場ともなっている。いわばネット上に開かれた、タイタンの劇場のような機能を果たしているのだ。

コントの内容はいい意味であまり“ネットカルチャー的”ではないものの、地道に数字を伸ばしており、数十万再生を突破する回もちらほら出ている。今後さらに人気を伸ばすことができれば、「タイタン箱推し」のようなファン層がもっと増えていくだろう。テレビやライブだけでなくネットでの活動に力を入れている点も、今の世の中に適した戦略と言えそうだ。

今後もますます勢いを増していきそうなタイタンの所属芸人たち。将来的には他の大手お笑いプロダクションに肩を並べることも、夢ではないかもしれない。



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