FOLLOW US

UPDATE|2024/01/01

『義母と娘のブルース』シリーズいよいよ完結、キャラクターと共に成長したキャストたち

1月2日に放送される『義母と娘のブルース FINAL』(公式サイトより)

2024年新春1月2日、ドラマ『義母と娘のブルース』(TBS、以下:ぎぼむす)シリーズがいよいよ完結する。「FINAL」に向けて、これまでの物語やキャストをおさらいしたい。

【関連写真】『義母と娘のブルース』で亜希子を演じる綾瀬はるか、ほか【3点】

連続ドラマ版が放送されていたのは2018年7月期のこと。綾瀬はるか主演で、竹野内豊、佐藤健、上白石萌歌、井之脇海が主要キャストを務める。

主人公の岩木亜希子(綾瀬)は32歳で部長に昇進したキャリアウーマンだが、ある日、宮本良一(竹野内)と結婚。宮本は前妻との間にできた娘・みゆき(上白石萌歌)がいるが、亜希子はなかなか受け入れてもらえないでいた。慣れない家事や育児に苦戦する亜希子が、どのような日常を送るのか、そしてどのようにして”家族”と付き合っていくのかが描かれる。

綾瀬ほど映画にドラマと多数の代表作を持つ女優も少ないが、「ぎぼむす」もそのひとつだろう。真面目すぎて遊びのない亜希子のような女性も似合う。その反面、真顔で娘のみゆきを喜ばせようとコメディ要素を入れ込む演技もさすがのもの。テレビの前で笑った人がたくさんいるだろう。

綾瀬は今年、映画『レジェンド&バタフライ』、『リボルバー・リリー』への出演が話題となった。可愛らしい雰囲気や、インタビューや番宣などで見せる”天然”な言動とは裏腹に、日本でこれほどのアクションをこなせる国民的女優はほかにいない。亜希子のきびきびとした動きの根源は、綾瀬の身体能力にあるのかもしれない。

みゆきの父・良一を演じる竹野内豊も忘れてはいけない。竹野内が見せた父親として、みゆきを想う言動に胸を打たれた人も多いだろう。ストーリー上、良一は病気ですでに亡くなっているが「FINAL」の番組ポスターには竹野内の姿が。他にない竹野内の紳士で柔和なパパを見られるのも最後だ。

さらに亜希子と出会って経営を立て直すことに成功した「ベーカリー麦田」の店長・麦田(佐藤健)の今後も見逃せない。亜希子へ気持ちを寄せている様子だったが、最終的に二人は結ばれるのか。麦田店長の愛されキャラぶりをしっかりと目に焼き付けたい。

また、この作品を通して上白石萌歌や井之脇海を知った人も多いだろう。上白石は「ぎぼむす」をきっかけに大幅に出演作品が増えた。今年は、『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(TBS)、『パリピ孔明』(フジテレビ)でヒロインを演じるなど、最前線で活躍した女優のひとりだ。

井之脇は子役から活動しているが、本ドラマ出演以降、確実にキャリアを伸ばしている。2023年10月クール『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』(フジテレビ)にもレギュラー出演したほか、近年はドラマや映画、舞台への出演が途切れない。

「ぎぼむす」シリーズ開始から5年以上、10代だった上白石が20代に、20代前半だった井之脇が20代後半にと時間の流れを感じるが、その分彼らは着実にステップアップしている。
AUTHOR

鳥羽 竜世


RECOMMENDED おすすめの記事