FOLLOW US

UPDATE|2023/12/30

SKE48荒井優希が“怪物”マックス・ジ・インペイラーと対戦「ベルトを取って赤井沙希さんに報告したい」

荒井優希 (C)東京女子プロレス



2024年3月31日、東京女子プロレスは両国国技館でビッグマッチを開催する。もし、1・4後楽園ホールでベルトを巻くことができれば、国技館ではチャンピオンとして防衛戦が組まれることは必至。ただ、負けてしまった場合、注目カードから漏れてしまう可能性が高まってくる。たしかに負けられない一戦、なのである。

1年前は隣にパートナーの赤井沙希がいてくれたが、いまはひとりで闘わなくてはいけない。というよりも、引退した赤井沙希の分もしっかりと雪辱を果たさなくてはいけない。

「そうですよね。ベルトを持って、昨年のリベンジができましたって赤井さんに報告できたらいいですね。いまの私にはベルトもなければ、パートナーもいない。でも、これってポジティブに考えたら、なんにも失うものがないってことなんですよ。失うものがないからおもいきっていけるし、きっと、私はそういう立場のほうが試合で力を発揮できると思うんですよ。だから、1・4後楽園はおもいきっていきます、まだ作戦は固まっていないですけど(笑)」

2023年はプロレスラーとしてもアイドルとしても多忙な1年だった。特にSKE48にとって15周年イヤー、荒井優希が加入したドラフト1期生は10周年イヤーとなったため、下半期はコンサートやイベントが目白押し。そんな中で開催された『SKE48 リクエストアワー セットリストベスト100 2023』ではセンターを務める『あの頃のロッカー』が堂々の1位を獲得。

プロレスラーより先に、アイドルとして大きなタイトルを手に入れた。アイドルとプロレスの「二刀流」で活躍する荒井優希としては、やはりプロレスでもビッグタイトルを手に入れたいところ。インターナショナル・プリンセス王座は、その名の通り、海外でも注目されるベルト。歴代王者も海外からのチャレンジャーを迎え撃ったり、海外での防衛戦をこなしたりしてきた。つまり、プロレスラーとして脱皮できるチャンスを手に入れることもできる。ある意味、荒井優希にとって2024年のイッテンヨンはプロレスラーとして新しいスタート地点になるのかもしれない。

「本当にそうだと思います。いまからプロレスラーとしての私を見始めてもらっても、まだ全然、間に合うので、プロレスをやっている私を見たことがない、という方にもたくさん見ていただきたいですね。いまならまだ『あの試合から、ずっとプロレスラー・荒井優希を応援してきた』と自慢できると思います(笑)。私のデビュー戦って無観客試合だったから、最古参アピールできる人っていないんですよ。プロレスラーとして最高のスタートダッシュを切りたいと思っていますので、1月4日、ぜひ、応援よろしくお願いします!』

とはいえ攻略法は未完成のまま。妙案が浮かばなかったら、圧倒的な体格差で圧し潰されてしまうバッドエンドが濃厚だ。いや、正直、その可能性のほうが高い。ただ、悔しさばかりが残った2023年の闘いを通じて、本人が気づいていないだけでプロレスラーとしての力は相当、蓄積されている。正月早々、まったく結末の見えない勝負に挑む荒井優希。プロレスとアイドルの二刀流、2024年はまずプロレスから幕を開ける。

【あわせて読む】SKE48荒井優希が振り返るプロレスラーとしての1年「なんの結果も出せていない、悔しい」
AUTHOR

小島 和宏


RECOMMENDED おすすめの記事