FOLLOW US

UPDATE|2023/12/31

當真あみ、原菜乃華、生見愛瑠…その演技力に驚かされた! 2023年大活躍した新進気鋭の女優3選

2024年1月スタートの日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』に出演する當真あみ(画像は公式Xより)



當真と同じく『どうする家康』に出演していた原菜乃華もまた、2023年のドラマ業界を彩った才能のひとりだ。原といえば、2022年に公開された新海誠監督のアニメ映画『すずめの戸締まり』で主演に抜擢され、一躍有名になった若手女優。これまで新海監督に見出された女優は、次々ブレイクしていることで知られているが、原もそのジンクスを体現するかのように目覚ましい活躍を見せた。

『どうする家康』では家康の孫・千姫役を演じた一方、大ヒット映画『ミステリと言う勿れ』では物語の重要なカギを握るヒロイン・狩集汐路(かりあつまり・しおじ)役を熱演。いずれも卓越した演技力で注目を集めることになった。

他方で、10月期の秋ドラマ『泥濘の食卓』(テレビ朝日系)で演じた尾崎ちふゆ役は、極めて異質な役どころと言える。ちふゆは幼馴染の那須川ハルキ(櫻井海音)に異常な執着を向けている女の子で、彼を想うあまりストーキングや脅迫行為などの狂気じみた行動を繰り返しているという設定。同ドラマは狂気を秘めたキャラクターばかり登場する作品だったが、そのなかでも目立って見えるほどの怪演を見せ付けた。それまであった“原菜乃華=清純派”というイメージを覆された、という視聴者も多かったのではないだろうか。

演技力でいえば、“めるる”こと生見愛瑠の名前も挙げておきたいところ。これまでの生見はどちらかというとタレントやモデルのイメージが強く、演技とはあまり縁のない存在のようにも見えた。しかし初出演映画『モエカレはオレンジ色』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞して以来、その演技力を披露する機会が一気に増えており、とくに2023年には大きな飛躍を遂げていた。

4月放送のテレビドラマ『日曜の夜ぐらいは…』(テレビ朝日系)では、清野菜名や岸井ゆきのといった実力派俳優たちと肩を並べる形でメインキャストに抜擢。5月には木村拓哉主演のドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)の第4話で、犯罪に手を染めたシングルマザーを熱演した。

いずれもバラエティで見る“明るいめるる”とは打って変わったような暗い役どころであり、そうしたギャップが視聴者により強烈なインパクトを与えたようだ。

ちなみに10月期のドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)で演じた倉橋朱里役は、愛され系の派遣OLで、その性格は等身大の生見といった印象。明るい役から暗い役どころまで、幅広い演技力を見せてくれた生見は2024年、どんな役柄に挑戦するのだろうか……。

今後もますます活躍が期待される新進気鋭の若手女優たち。2024年のドラマ界を引っ張っていくのは、彼女たちかもしれない。

【あわせて読む】『最高の教師』にも出演、最注目若手女優・當真あみが俳優デビュー1年で見せた末恐ろしい演技の幅

RECOMMENDED おすすめの記事