──又吉選手から刺激を受けたと。
高畑 はい。それで考えてみたら、私、こうやってアイドルみたいな活動をしているし、もしかしてアイドルになりたいんじゃないかって思うようになって。でも、中途半端な気持ちだとファンの方にも申し訳ないから、やるなら本気でやろうって思ったんです。
──そこからSKE48のオーディションに?
高畑 ちょうど高校3年生の終わりにSKE48 7期生オーディションの開催が発表されて、迷いはなかったですね。ただ、ちょうど就職をする時期だったので、お仕事しながらオーディションを受けました。
──高畑さんは7期生の中でも最年長ですし、一度就職しているというのが他のメンバーとは違います。
高畑 はい。一度、社会に出て、就職した会社を辞めているわけなので、本気で上を目指さないとという気持ちは当初からありました。簡単には辞められないし、簡単には地元に帰れないなと。だから今回、選抜に入れてやっと安心して香川に帰れます(笑)。
──それは良かったです(笑)。ちなみに会社員時代はどんな業務をしていたんですか。
高畑 一般企業で営業の先輩について外回りをしたり、接客や事務的なこともしました。クレームの対応とかを教えてもらったり。実際にクレーム対応もしていました。
──やはりクレーム対応は大変でしたか?
高畑 大変でした。かなりメンタルは鍛えられましたね。
──社会に出ていろんなタイプの人と接したことは、アイドルの活動にも活きていると思いますか?
高畑 加入したばかりの頃は、握手会に新卒の方が来てくださることが多かったんです。社会に出た気持ちを分かち合いたいって言ってくださって。今は「こんなときどうすればいいと思いますか?」って相談されることが多いんですが、そのときに、社会人時代のことを思い出して答えています。