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UPDATE|2020/02/19

『仮面ライダー』で見せた“最強の笑顔”が話題に、中崎絵梨奈が脱OLからの今を語る

中崎絵梨奈 撮影/松山勇樹


──本放送の時にリアルタイムでツイッターなどはチェックしました?

中崎 しました。役名に名前負けしてないかなと心配だったんですけど、「可愛い」ってツイートしてくださる方が多くて。あんなに自分のことをつぶやかれる経験もなかったですし、「本当ですか?」って感じで動揺しちゃいました。

──2月18日(火)から始まる舞台『バレンタイン・ブルー』はどんな役柄ですか?

中崎 日比美思ちゃんと姉妹役で、私は姉役。二人で「オーガニック」というアイドルユニットを組んでいて、けっこう私の役柄はぶっ飛んでいます(笑)。ただ私自身、アイドルグループを経験しているのもあって、役のイメージはすーっと入ってきました。

──脚本を読んだ印象はいかがでしたか?

中崎 作・演出の堤泰之さんの舞台は過去に見させて頂いたことがあって。その時に堤さん独自の世界観を感じていたので、『バレンタイン・ブルー』の脚本を読んだ時も、堤さんらしいなって思いました。大きい事件が起きるわけじゃないんですけど、日常での人間同士の関りの中で、人の気持ちが変化していく様を、笑いを交えながら暖かく描くんですよね。コメディ色強めで、初めて脚本を読んだ時はだいぶ笑ったんですけど、ちょっと泣ける部分もあるんです。

──昨年後半から毎月のように違う舞台に出演していますけど、よく頭を切り替えられますね。

中崎 意外と切り替えられますね。頭がすっきりしない時は一人で大好きな浅草に行くんです。浅草寺の近くに滝があるんですけど、それを見ながら10分ぐらいボーッとしたり、金魚すくいをしてみたり。ふらふら歩いているだけで心が落ち着くんですよね。

──特に印象的だった舞台は何ですか?

中崎 今年1月に公演した『寓話のゴーグル』ですね。初めてヒロインを演じさせて頂いたんですけど、ストレスで幼児退行していく女性の役だったんです。役作りのために幼児の動画を見て、どんな行動をするんだろう、どんな仕種をするんだろうと研究しました。喋り方も突発的に話したりとか、普通の大人のテンポではないんですよね。そこまで役作りをしたのが初めてだったので勉強になりましたし、自分の成長につながったなと感じました。

──小さい頃から芸能界に憧れはあったんですか?

中崎 学生時代は考えたこともなかったです。高校を卒業してOLをしていたんですけど、二十歳の時に初めて芸能界に興味をもったんです。

──アイドルにも興味はなかったんですか?

中崎 私は覚えてないんですけど、小学生の時にお母さんがモーニング娘。さんのオーディションに応募して、東京まで行ったことがあるんですよ。でもオーディションより、そのついでに行ったディズニーランドが楽しみでした(笑)。
AUTHOR

猪口 貴裕


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