スターダムのレスラー・中野たむが、3月3日に日本武道館で開催される『レック Presentsスターダム10周年記念 ひな祭り ALLSTAR DREAM CINDERELLA』のメインイベント、白いベルトことワンダー・オブ・スターダム王座と互いの髪をかけて闘う「髪切りデスマッチ」に挑戦する。元々は“肩もみ”アイドルだった中野たむが、レスラーとなり武道館の主役となる。今回「地獄だった」と語るアイドル時代、そしてレスラーへの道について話を聞いた。(前後編の前編)
【写真】アイドルレスラー中野たむのキュートなコスチューム姿&私服カット【10点】その昔「アイドルレスラー」というのは「かわいい女子プロレスラー」を指す言葉だったが、近年、その言葉の意味が大きく変わってきている。
実際にアイドルやグラビアアイドルとして活動している娘がプロレスラーとしてリングに上がる。正真正銘の「アイドル+プロレスラー=アイドルレスラー」が増えてきているのだ。
ちょうど10年前に旗揚げした女子プロレス団体・スターダムが「元祖グラレスラー」愛川ゆず季を中心に据えたことで、この流れは加速していったのだが、男性ファンから人気を得る一方で、プロレスラーとして高い評価を受けるのは、なかなか困難な状況も続いている。
そんな中、3月3日の日本武道館大会でアイドルレスラー・中野たむが堂々、大トリを務めることが決まった。まさに令和の新しい女子プロレスを象徴するような出来事である。
だが、意外なことに中野たむはアイドルにもプロレスラーにも憧れてきたことはなかった、という。