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UPDATE|2022/10/15

乃木坂46 樋口日奈&和田まあやが11年の活動の中で示してきた“アンダーの可能性”

30thシングル『好きというのはロックだぜ!』

30thシングル『好きというのはロックだぜ!』の活動をもって乃木坂46からの卒業を発表している樋口日奈と和田まあや。2人は長らくアンダーを経験し、誰よりも選抜とアンダーの壁に直面してきたメンバーだ。その中でも自らの強みを見つけ、多方面で活躍する姿はアイドルとしての可能性をも示してくれていた。そんな2人の11年間の功績を改めて振り返ってみたい。

【関連写真】明るい笑顔に癒される樋口日奈・撮り下ろしカット

樋口はグループに加入してしばらくはアンダーとしての活動を続けていたが、2014年にリリースされた8thシングル『気づいたら片想い』で初の選抜メンバーに選出。以降はアンダーの2〜3列目を行き来することが多かったが、2016年の高校卒業と同時期にリリースされた15thシングル『裸足でSummer』収録のアンダー曲『シークレットグラフィティー』では、初めてセンターという大役を任された。

1st写真集『恋人のように』(光文社)のインタビューでは、センター抜擢がターニングポイントだったとしつつ、「自分がセンターになったことによって、『前に出なきゃ』っとか『もっと頑張らなきゃ』ってより強く思うことができた」と振り返っている。

樋口が座長として参加した2016年秋の「アンダーライブ全国ツアー2016~中国シリーズ~」は、アンダーライブが都市圏だけではなく地方へと進出したライブでもあり、パフォーマンスの新機軸を打ち出したチャレンジングなライブとして記憶されている。そこの中心にいた樋口もまたセンターとして、これまでのアンダーの歴史を踏まえつつも、新しいアンダーライブの形を示してくれていた。

そんな樋口は冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)でMCを務めるバナナマンからも「小料理屋さんをやってもらいたい」と言われるなど、加入当初から大人びた癒し系のルックスが注目されることが多かった。2018年からは女性ファッション誌『JJ』(光文社)の専属モデルとしても活躍し、乃木坂46のセクシー担当としての立ち位置も確立してきた。

近年はモデル業と並行して學蘭歌劇「帝一の國」や舞台「フラガール -dance for smile-」、ドラマ『教場II』(フジテレビ系)などに出演し、役者のイメージもついてきた。本人も「演技はもっと挑戦したい!」と話しているように、卒業後も俳優としての挑戦は続いていくのだろう。

AUTHOR

川崎 龍也


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