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UPDATE|2022/12/23

有村昆がスキャンダルを振り返る「40代になっても消えない若い頃モテなかったコンプレックス」

有村昆 撮影:松山勇樹



「身から出たサビとはいえ、記事が出た直後の嵐のような状況はキツかったです。家の前を1歩出ると、記者さんがたくさんいる。あの時は周りは全員敵なんじゃないか、いう気持ちになりましたし、それだけのことをしてしまったという反省もしました。

ずっと家に引き篭もってたんですけど、そういう時に連絡をくれる友人とか、タレントの方々は本当に有り難かったですね。狩野英孝さんとか、宮崎謙介さん、カラテカの入江さんとか、僕よりも前に傷を負った“先輩”たちから、大丈夫ですかと声をかけていただいて…。そういう言葉にどれだけ支えられたかわかりません。

狩野英孝さんからは、『自粛中とはいえ、なにかしてないとメンタルやられちゃいますよ』と言われて、いくつか『やること』を教えてもらいました。例えば、植物を育てるとか。プチトマトでも、かいわれ大根でもなんでもいいんですけど、植物って世話をすれば育ってくれるじゃないですか。日々の成長を見守るというのは、心の安らぎになるということを知りました。

あとは、掃除です。入江さんの清掃会社で働かせてもらったんですよ。朝の8時半に集合して、車でいろんな現場を回って、黙々とエアコン掃除をやらせていただいたり…。掃除って、すべてを忘れて集中できるし、キレイになった時の達成感もあるじゃないですか。やっぱり先人の皆様の経験と実績は参考になったし、ありがたかったですね」

スキャンダルで傷を追い自粛に追い込まれた「先輩」たちのメソッドは、そのあとに続いた「後輩」にも申し送りされたという。

「僕の後に傷を追った、TKOの木本さんにもすぐ連絡して声をかけさせていただきました。昔の僕だったら、困ってる人がいても自己責任というか、失敗した人が悪いと思ってたんですけど、これは誰でも間違いを起こすことがあるんだなと考えるようになって、少しだけ人に優しくなれた気がします。ラジオの人生相談的なコーナーでも、そのリスナーの悩みに対して理解が深まった感覚はありますね。もちろん、今までも真摯にはお答えはしていたつもりなんですけど、自分自身に色々あってから、人の痛みとか、傷ついてしまった人の気持ちも心底わかるようになりましたし、だからこその寄り添い方というのができるようになったような気がします」

【後編はこちら】有村昆、スキャンダル後男性からの応援が急増「ピンチはチャンス、セクシー映画や不倫映画を紹介」

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