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UPDATE|2023/01/29

日曜の夜に会える? 秋元真夏、向井地美音、百田夏菜子…国民的アイドルそれぞれの“リーダー論”

秋元真夏 卒業記念写真集『振り返れば、乃木坂』(幻冬舎/2月21日発売)

乃木坂46のキャプテン秋元真夏の卒業が発表された。卒業コンサートは2月26日、横浜アリーナ。先に卒業を発表していた齋藤飛鳥(卒コン開催時期は未定)と共に、最後の1期生だった2人が抜け、今年、乃木坂は本格的な世代交代の時期を迎えている。

【関連写真】秋元真夏卒業写真集『振り返れば、乃木坂』ポストカード画像【5点】

昨年、AKB48では、エース岡田奈々が卒業を発表。総監督である向井地美音の言動も注目を集めた。一昨年の『根も葉もRumor』から再び勢いを増したAKB48。他の姉妹グループも含め、今年は48グループ新時代の幕開けに期待したい。

一方で、独自路線を突き進み続けるももいろクローバーZは、昨年末に、高城れにが結婚を発表。高城は今年、恒例のソロコンとは別に、30歳を祝うソロコンも盛大に開催予定だ。もちろん、佐々木彩夏も例年通り横浜アリーナでのソロコンを開催。さらに、玉井詩織のソロプロジェクトも始動した。そんな中、リーダーの百田夏菜子は、声優や女優、モデルとしても活躍の場を広げ続けている。

今回は、乃木坂46、AKB48、ももいろクローバーZという3つの国民的女性アイドルグループにおけるリーダーという絶対的な存在に触れながら、各グループの今後の動向について迫っていきたい。

まずは、乃木坂46キャプテンの秋元真夏。秋元は、2019年、初代キャプテン桜井玲香の卒業を機に、2代目キャプテンに就任した。秋元と言えば、もともと、ぶりっ子キャラと握手会での「ずっきゅん」対応で男性ファンを魅了し、存在感を示して来た。そんな秋元がキャプテンという大役を任されることになった時、本人も正直戸惑ったらしい。

秋元が卒業を発表したのは、今年の1月7日土曜日。乃木坂46の公式ブログで発表し、その翌日、自身の生放送のレギュラーラジオ番組の中で、冒頭からかなりの尺を費やして、自身の言葉で卒業を決意した心境や乃木坂への思いを語った。

秋元が卒業を考え始めたのは、およそ3年前、2代目キャプテンを託された時から意識し始めていたとのこと。チームを引っ張っていくようなタイプではない自分でも、3年続けられれば、きっとキャプテンらしく振舞えるだろう…と、そんな思いでキャプテンを務めてきたとラジオで語っている。普段のラジオでは、「噛み」キャラが定着し、スタッフからもリスナーからもいじられているのだが、この日の秋元は、噛むどころか、言葉に詰まることもほとんどなく、しっかりと丁寧な口調で語っていたのが印象的で、強い意志とグループへの熱い思いを感じることができた。

秋元のキャプテンとしての強さを、たびたび感じられるのがライブMCだ。ドームやスタジアムクラスでの数万人キャパの会場でのMCでは、ぶりっ子キャラであることも、噛みキャラであることも忘れさせるほど、堂々としたキャプテンシーを発揮。そんなキャプテンとしての姿を見て、秋元真夏を好きになったという後期からのファンも多いことだろう。卒業後は、タレント秋元真夏として、バラエティ番組での活躍に期待したい。

そして、ここから、乃木坂は3期生4期生を中心とした完全なる新生乃木坂46へと生まれ変わってゆく。新キャプテンは、おそらく、副キャプテンの梅澤美波がそのまま昇格する形だろう。NHK朝ドラなど女優としても活躍する山下美月、『オールナイトニッポン』のパーソナリティを務める久保史緒里、既に二度センターを務めている賀喜遥香。他にもソロで活躍している3期生4期生は沢山いる。そこに加えて、5期生の1人1人が更なる輝きを放った時、最強の国民的アイドルグループへと進化してゆくことだろう。

AUTHOR

南 喜一


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