FOLLOW US

UPDATE|2023/02/17

ナイナイで始まり、福山雅治でフィナーレ…エンタメ界のスター勢揃いANN55時間SPの聴きどころ

オールナイトニッポン55周年記念 オールナイトニッポン55時間スペシャル



さらに続く、土曜15時からは、タモリが登場。ゲストは、現役のパーソナリティでもある星野源。こちらも収録済みで、「音楽」について語り合ったとのこと。先日の『星野源のオールナイトニッポン』で、星野はタモリとの対談について、「とても幸せな時間だった。絶対に聴いた方がいい」と興奮気味に語っていた。こちらは音楽ファンも必聴の2時間となりそうだ。

また、土曜は深夜帯にも注目したい。25時からはオードリー、そして、27時から電気グルーヴが登場。オードリーは現役パーソナリティで、放送時間帯もいつも通りなのだが、その直後に、電気グルーヴを持ってくるあたりに、制作チームの強い思いやこだわりが感じられる。90年代前半、火曜1部も担当した電気グルーヴだが、最初に担当した枠は、土曜2部(27時)である。

番組スタート時と同じ枠で、一夜限りの復活を遂げる形だ。しかも、オードリーの春日は、電グルのANNを聴いて育ったと話している。番組のエンディングで、どんなメッセージを添えて、電気グルーヴへとバトンを渡すのか…そのあたりもラジオファンとしては注目したいポイントだ。今回、すべてが生放送では無いのが残念ではあるが、前後の番組がどのようにリレーしていくのか、ともに生放送の場合にはクロストークがあるのか…、そこも楽しみにしたいところだ。

そして、最終日の日曜も、朝からラジオファンにはたまらないラインナップとなっている。午前11時に登場するのは、伊集院光。「交渉中」となっていた最後の1枠、ファンの予想と期待に応える形で、放送まで1週間を切った2月14日に発表された。33年ぶりの復活となる今回は、当時の2部の同期である石川よしひろ、加藤いづみ、久保コージ、森若香織、真璃子、渡瀬マキといったゲストを迎えることも発表されている。ゲストのメンバーを見て、さらに期待値が高まっている当時のファンも多いことだろう。昭和・平成・令和と時代を超えて、ラジオの帝王として君臨し続ける伊集院のANNでのトーク、これは絶対に聴き逃せない。

日曜夜のフィナーレまでの流れにも注目だ。19時からは『明石家さんまのオールナイトニッポン』。ゲストは笑福亭鶴瓶。テレビでは何度も観たことのある組み合わせだと思うかも知れないが、日曜夜のテレビのゴールデンタイムの裏で繰り広げられる2人きりでのラジオ、しかも2時間の生放送である。何を言い出すか分からない、先の展開が読めない緊張感も含め楽しめることだろう。

そして、21時からは、aikoとKing Gnuの井口理が登場。2019年、井口のANNにaikoがゲスト出演した際に披露された『カブトムシ』の生歌は、今でも、両アーティストのファンの心に深く刻まれている。再び共演するこの2人には、やはり、生歌にも期待してしまう。

55時間特番ともなると、とても全パーソナリティは紹介しきれないのだが、他にも、小林克也、山下達郎、吉田拓郎、松山千春、笑福亭鶴光、THE ALFEEといったレジェンド達によるANN、秋元康と佐久間宣行、ゆずとCreepy Nuts、ネプチューンと土田晃之といった2組がパーソナリティを務めるANNも楽しみだ。

そんな、ラジオ好きだけではなく、エンタメ好きなら誰もが楽しめる夢の55時間が間もなくスタートする。ラジオスターやレジェンド達のタイトルコールとテーマ曲『ビタースウィート・サンバ』に、何度心躍ることだろうか。ここまで盛大なラジオ祭りは、今後いつ開催されるか分からない。今週末は、全国のラジオ好きと共に、そんな特別な時間を共有しようではないか。

【あわせて読む】石田ゆり子や吉岡里帆が貴重なプライベートを語る、人気俳優のラジオ番組に熱視線
AUTHOR

南 喜一


RECOMMENDED おすすめの記事