──そんな吉井さんの趣味を教えて下さい。
吉井 ラーメンを食べることです! 家系こってり派です。あっさりは食べた気がしなくて(笑)。細麺こってりであんまり具がないのがベストですね。具体的に言うと一蘭みたいな。
──女性は割とあっさりが好きなイメージなのでそこも意外です。
吉井 どちらかというと男性っぽいものが好きなのかもしれないです。あんまり女子力がないんですよね。大雑把だし、メンタル強いし……。タピオカも美味しいなとは思いますけど、めちゃめちゃ好きって感じじゃないですし(笑)。
──今どきの女子はみんな好きなイメージがあるので、新鮮な意見です(笑)。現在発売中の『OVERTURE』No.019ではお弁当企画に登場し、料理の腕前も披露してくれました。普段から料理をよくされるんですか?
吉井 いや、あんまりしないですね。
──強いて言うなら得意料理は何ですか?
吉井 ……カレーとか?
──いいですね! カレーもこだわればこだわった分だけ味が変わる奥深い料理ですよ。
吉井 いやいや、そんなたいしたものは作らないです(笑)。ただ、昔に家族に作ってあげたことがあるんですよ。
──それはどんなときですか?
吉井 お母さんの帰りが遅いとき、帰ってから用意するのだと忙しいだろうなと思ってサプライズで作ったんです。でも父母兄私の家族4人分作るつもりが、出来上がってみたら1人分しかなくて……。
──めちゃくちゃいい話と思いきや……どういうことですか(笑)?
吉井 水の量が少なかったんですよね。あとから気付いて足したんですけど、もうルーが固まっちゃっていて、あまりよろしくないものが完成したんです(笑)。それでもお兄ちゃんは泣きながら食べてくれました。
──それはうれしい涙で大丈夫ですか?
吉井 大丈夫です(笑)。「妹が作ってくれるなんて……」っていう涙ですね。
──確かに可愛い妹が、頼まれたわけでもなく親切心で作ってくれたものなら、たとえどんなに失敗したカレーでも最高でしょうね。そこから料理を勉強しよう、とはならなかったんですか?
吉井 アハハ! 全然。……いや、したいなあというか、年齢的にしなきゃなとは思いますよ。焦りだけは感じますね。