FOLLOW US

UPDATE|2023/04/11

連続テレビ小説『らんまん』が放送スタート、万太郎が植物学者を目指したキッカケに反響

連続テレビ小説『らんまん』より NHK提供

NHKの第108作目となる連続テレビ小説『らんまん』。明治の世を天真らんまんにかけ抜けた植物学者・槙野万太郎を描いたドラマになっており、第1週である4月3日~7日には“バイカオウレン編”の5話分が放送。幼少期の万太郎が登場し、植物学者を目指すキッカケとなる場面が描かれた。

【写真】池田蘭光(寺脇康文)から学ぶ楽しさを知る『らんまん』第2週の場面カット【10点】

時代は慶応3年(1867)、土佐・佐川村にある造り酒屋の跡取り息子として生まれた、草花が大好きな万太郎(森優理斗)。生まれつき病弱ですぐに熱を出して倒れてしまうため、祖母の槙野タキ(松坂慶子)や母の槙野ヒサ(広末涼子)に心配をかけてばかりだった。

春、万太郎が楽しみにしていた酒蔵の祝宴が開かれたのだが、参加した親戚の「いっそ万の字は生まれてこんほうがよかった」という心ない言葉を聞いてしまい、万太郎はショックのあまりに家を飛び出してしまう。

向かった先は神社で、万太郎は「わしがみんなあと違うがは神さんのせいじゃに!」と不満を吐露。すると木の上にいた坂本龍馬(ディーン・フジオカ)が万太郎のもとにやってきて、自身のことを「天狗」と名乗る。さらに「みんな自分の務めを持って生まれてくるがじゃき」「おまんも大きゅうなったらなんでもできる」と語りかけ、万太郎にエールを送るのだった。

ネット上では歴史的偉人である坂本龍馬の登場が話題になったようで、「木から颯爽と飛び降りてくるシーンがかっこよすぎたし、万太郎にかけた言葉も名言すぎる」「ディーン・フジオカさんが演じる坂本龍馬が超イケメン」といったコメントが寄せられている。

万太郎を心配してヒサと万太郎の姉・綾(太田結乃)、番頭の息子・竹雄(井上涼太)が神社まで駆けつけ、万太郎は“天狗が現れた”と伝えると、ヒサは近くに咲いていた花に向かって「お母ちゃんが一番好きな花」「天狗が春を連れてきたがやろうね」と答えた。

時が経って年が明けたころ、体が弱いヒサの容体が悪化して目を覚まさない日が多くなっていく。万太郎はヒサを元気づけるためにヒサが好きだった花を見せようとしたが、自分が採取した花は以前ヒサと一緒に見た花ではないことに気づく。しかし泣き崩れる万太郎に対してヒサは「きれいやね」と語りかけると、さらに「春になったら、母ちゃん、あそこにおるきね」「また会おうね」と残り少ない命の中で最後のメッセージを送る。

そして春となり、母を失った万太郎はヒサが好きだった花を見つけて「わしは、この花の名前が知りたい!」と宣言するのだった。

万太郎の植物学者を目指す最初のキッカケとなる“母の好きな花の名前を知りたい”と叫んだ場面に対し、SNS上では「健気で真っ直ぐな万太郎に感動」「天狗とヒサの存在が相まって、万太郎を成長させた」などの反響が続出。幼い万太郎の姿に、1週目から心を掴まれるファンが後を経たないようだ。

第2週の“キンセイラン”編では学問所に通うことになる万太郎。“母の好きな花の名前を知る”という夢がどのように実現していくのか、今後の展開からも目が離せない。

【あわせて読む】『舞いあがれ!』チーフプロデューサーに聞く、福原遥ヒロインオーディションの裏側
AUTHOR

桐島 淳平


RECOMMENDED おすすめの記事