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UPDATE|2023/04/13

足立梨花が『グランマの憂鬱』で追求する30歳の母親像「どう役作りをしていこうか悩みました」

百目鬼ミキ(萬田久子)亜子(加藤柚凪)由真(足立梨花)

足立梨花が、4月スタートの土ドラ『グランマの憂鬱』に出演している。今回、デビュー15周年・30歳という節目の年に演じる母親役、そして共演する萬田久子や加藤柚凪について聞いたインタビューが到着した。

【写真】足立梨花が”嫁姑問題”に苦戦?土ドラ『グランマの憂鬱』場面カット【7点】

『グランマの憂鬱』は、日常にあるさまざまな問題を、萬田久子演じる「グランマ」が愛ある「喝!」で解決へと導く、痛快でほっこりする人情ドラマだ。足立梨花は、都会での生活から一転、夫が継ぐ実家のある百目鬼村で姑と同居することになった百目鬼(どうめき)由真を演じている。

――約5年ぶりの土ドラ出演、そして今回も母親役ですね。

足立 前回の「限界団地」では男の子のお母さんでしたけれど、母親役としてはかなり若い設定でしたよね。子どもとの距離が近い役だったと思いますが、今回は私も30歳になりましたし、リアルなお母さん役が求められているのかなと思っています。そういう意味ではどのように役作りをしていこうか、ちょっと悩みました。物語の中での言動にも余裕があったり、逆になかったり…。そのバランスを考えながらお芝居をするのは、今回が初めてかもしれません。台本のまま演技をするというよりも、頭の中で一旦考えるということを意識的に行うようにしています。

――足立さんが演じる百目鬼由真は、どんな役ですか?

足立 以前はバリバリ働いていて、でも結婚して子どもも産まれて、さらに横浜から夫の実家の村に引っ越してきてお義母さんと同居を始めて…。撮影していても感じるのは、「コレって結構勇気のいる決断だなぁ」ということですね。家の近所に何でも揃っていた都会の生活から、自然豊かな村に移住して、たぶん田舎特有のしきたりもあると思うんです。でも、そうしたことをあまり大変だと思っていないところが由真のすごいところで、臨機応変に溶け込んでいくんですよね。

村の皆さんには「大奥様と同居してやっていけるのかしら?」と心配されているだろうけど、由真自身はそこまでミキさんを怖がっていないんじゃないかな。本当に素直に、いろいろな人とお話ができるいい人という印象です。ちょっと天然な部分もありますが(笑)。ミキの嫁姑関係に関する持論に、共感しまくりです!

――撮影現場は、どんな雰囲気ですか?

足立 笑いの絶えない、楽しい現場ですね。萬田さんもすごくお話が好きな方で、今ハマっている韓国ドラマのことを熱く語ってくださいます。毎日韓国ドラマを見ているらしくて、「1日10分でもいいから見るの。そうしたらね、明日も頑張ろうって気持ちになれるの」っておっしゃっていて、すごいなぁ、覚える台詞の量も多いのに…、と感心しています。そして柚凪ちゃんは、カメラが回っていないときでも亜子そのもの!現場は萬田さんと柚凪ちゃんを中心に笑顔が広がっていく感じで、この空気感が画面を通じて届くといいな、って思っています。

――由真とミキのような嫁姑関係については?

足立 いやぁ…、やっぱり嫁姑問題って大変だと思うんですよ(なぜか小声)。でも、それぞれの想いがしっかりとあって、相手を想う気持ちがきちんと伝わっていれば分かり合えるんじゃないかなと、ミキさんとのシーンを撮影しながら思うようになりました。 

第1話でも嫁姑の距離感について、「嫁姑が仲良くなる必要なんてない、上手くいっている程度でよし」というミキさんの台詞があったのですが、台本を読んだときに「なるほど、そうだよね」と、とても共感できました。とにかくミキさんの言葉で不安がかき消されるというか、そんなに頑張らなくてもいいよと言われているような、ほっこりする場面がたくさんありますね。


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