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UPDATE|2019/06/27

祝3人昇格! 大声で言いたいハロプロ研修生北海道デビューメンバーの魅力

左から太田遥香(おおた・はるか)、工藤由愛(くどう・ゆめ)、山崎愛生(やまざき・めい)※崎の右は「立」が正式表記

ハロー!プロジェクトでのデビューを目指す研修生たちの集まり、ハロプロ研修生。中でも東京から遠く離れた北海道で、日々研鑽を積んでいるのがハロプロ研修生北海道だ。ファンの間では“恐るべき存在”として知られる彼女たち。昨年末から今年にかけて、太田遙香(アンジュルム)、工藤由愛(Juice=Juice)、山崎愛生(モーニング娘。’19)の3人がデビューを勝ち取っている。北の大地では、なぜかくも華やかに個性が咲き乱れるのか……。北海道在住で、結成当初からハロプロ研修生北海道を追いかけてきたライターの乗田綾子氏が、デビューを勝ち取った3人の過去の歴史を振り返りつつ、その魅力を語る。

※山崎の「崎」の右は「立」が正式表記

▽太田遥香(アンジュルム・2018年11月23日加入)

いま振り返ると発足15年のアドバンテージを持つ東京のハロプロ研修生に対して、ハロプロ研修生北海道がその歴史にひるむことなくスクスクと個性豊かに育っていけたのは、太田遥香が結成時の最年長メンバーだったことが何よりも大きかったのではないかと思っている。

約2年半の在籍中、彼女はハロプロ研修生北海道の最年長としてステージの挨拶進行と告知こそずっと担当していたが、その他の場面で最年長だからと気負っていたことは(少なくとも表向きには)一度もなかった。ステージに立って嬉しいことがあると太田はそのまま心底幸せそうに笑う。逆にうまくいかないことがあると、客席からもわかるぐらい、あからさまに表情を曇らせてしまう人だった。

ハロプロ研修生北海道の定期公演でよく行われていた賞品争奪のミニゲームにも、彼女はそれが本番のステージ上であることを忘れるほど、毎回誰よりも熱中していたのを覚えている。そして自身が負けたらやっぱり心底悔しそうな顔をそのまま見せてしまうので、途中からはもはや、それが決まりのオチのようにもなっていた。

思えば太田遥香は作られた役割に染まるのではなく、一貫していついかなるときも自分らしくありのままにいようとする人だった。そしてそんな彼女が地方研修生のトップにいたからこそ、年下のメンバーも他者の評価に流され過ぎず、各々の持った個性を生かしながら、理想的な形で切磋琢磨することができていたのだ。

そしてさらに言えば、そんな“ありのまま”を無意識に重視していた彼女が、後にアンジュルムの一員として合流することになったのは、どこか必然の流れであったようにも思う。

当分はまだ年少メンバーとして、年上のお姉さんたちにたくさん甘えながら育っていくはずの太田。

しかし彼女が北海道で温めていた“ありのまま”の可能性とは“自分が良いと思ったものを心から大切に育てていける”、そんな素敵な可能性でもあったのだと、和田彩花の卒業公演で寂しさをこらえて立派にパフォーマンスしていた彼女の姿を見て、改めて気づかされる思いがあった。
大田遙香
太田遥香(おおた・はるか)
生年月日:2003年10月21日
出身地:北海道
血液型:B型
特技:スキー
趣味:料理、お買い得品を探す
好きな音楽ジャンル:J-POP(主にアイドル)
好きなスポーツ:ダンス、水泳、スキー
座右の銘:努力は全ての扉を開く
AUTHOR

乗田 綾子


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