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UPDATE|2023/04/24

ついに東京に進出、万太郎の人生が大きく変化する重要な“2つの出会い”

連続テレビ小説『らんまん』より/NHK提供

NHKの第108作目となる連続テレビ小説『らんまん』。4月17日~4月21日に放送された第3週“ジョウロウホトトギス編”では、18歳になった植物学者・槙野万太郎(神木隆之介)が東京に訪れる場面が描かれた。いよいよ主演の神木が本格的に登場することに加え、ドラマ内では万太郎の恋模様、憧れの植物学者・野田(田辺誠一)や里中(いとうせいこう)との出会いなど、見どころ満載の週となっている。

【写真】出会いと別れで変わっていく槙野万太郎(神木隆之介)ほか第3週場面カット【10点】

18歳になった万太郎は相変わらず植物の研究に没頭する日々を送っていたが、そんな折、東京で開催される博覧会に峰屋の酒を出品することが決定。万太郎は竹雄(志尊淳)を伴って初めて上京することになる。

訪れた上野の博覧会場では全国の酒蔵の当主が一堂に集まり、多くの酒を試飲することになったが下戸の万太郎は酩酊状態に。陽気になった万太郎が勢いで木の上に登っていると、危険な行動に気がついた菓子屋の娘・西村寿恵子(浜辺美波)に「危ないです!」「おりてください」と注意される。

寿恵子の美しさに見惚れているうちに木から落下する万太郎。すぐに駆け寄った寿恵子に「あなた、どなたですか?」と尋ねられると、咄嗟に「カエルじゃ」と返答する。後に水を取りに行った竹雄も戻ると、寿恵子は菓子屋に戻っていく。万太郎は「心が震えた」「あんなにかわいい人が、この世におるがじゃのう」と言葉をもらした。

運命の出会いを果たした万太郎は土佐に帰らなくてはならないが、ネット上では「この先、絶対再会して、恋人になるでしょ!」「土佐に帰ったら、もう会えないけど、寿恵子が登場したってことは再会するシーンがないと不自然」と今後の万太郎と寿恵子との進展を期待する声が上がっている。

酒蔵の当主としての役目を果たした万太郎は一番の目的だった博物館の研究室に訪れ、そこで万太郎が小学校から読んでいる博物図を手がけた野田と出会う。

万太郎の申し出に対して野田が「小学生の時にこれを写したのか?」「それで、ここまできたのか?」と尋ねて万太郎が「はい!」と返事をすると、野田は感極まって「こんなに、こんなに嬉しいことはない」と言ってから万太郎と包容。野田と万太郎は「友よ!」「友じゃ!」と言葉を交わし、さらに里中とも出会って、万太郎は人生の初となる植物を通じた仲間ができることになった。

万太郎が運命の出会いを重ねていく一方で、心が峰屋から離れることに不安を感じていた竹雄。その想いを万太郎にぶつけ、重苦しい雰囲気の中、最後に2人で寿恵子の菓子屋に訪れる。最後に菓子を買った際に「かえるさま?」と寿恵子に気づかれるも簡単な会話でその場を後に。しかし寿恵子は万太郎の後を追って、「これ、おみやげです」とお土産を手渡した。そして2人は佐川に帰るのだった――。

万太郎が東京で経験した、植物学者の野田と里中、菓子屋の寿恵子との出会いと別れ。今後の物語において重要な意味を持つ出会いになりそうだが、峰屋の当主という定めもあるためにスムーズに関係を深めていくのは難しいだろう。今回の新たな登場人物たちが、どのような形で万太郎と関わっていくのだろうか。

第4週の“ササユリ編”では、峰屋の当主として生きていくことを決意する万太郎。どのような経緯で植物学者として歩みを進めるのか、今後も万太郎の葛藤から目が離せない。

【あわせて読む】朝ドラ『らんまん』 “理想の先生”がくれた珠玉の名言「心が震える先に金色の道がある」
AUTHOR

桐島 淳平


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