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UPDATE|2023/05/17

『教場0』ラスト10分の怒涛の展開、北村匠海が魅せた人間的魅力と“あらかじめ約束された悲劇”

『風間公親―教場0―』(フジテレビ)公式サイトより


なんとか十崎を追い払うことはでき、千枚通しが刺さった状態ではあるが、必死に遠野の止血に努める風間。遠野の意識を保とうと大きい声を出す風間に対して、遠野は弱弱しい声で「僕は刑事になれませんか?」と聞く。

恐らく、静止を振り切って勝手に十崎を追いかけたことに「交番勤務に戻ってもらう。これにサインして持ってこい。いつにする、明日かあさってか、何なら今でもいい」と言いたい気持ちもあったかもしれない。それでも「お前はすでに刑事だ。だから寝るな」という言葉を送る。

その後2人は病院に搬送され、風間はご存知の通り右目を失うが命に別状はない。一方の遠野の容態はわからない。『教場』では風間についていろいろ調べていた都築(味方良介)が見つけた新聞記事によると、「警官2名が暴漢に襲われ、1人が意識不明、もう1人も重傷」と報じられており、遠野の生死は残りのストーリーで明らかになるのかもしれない。

『教場』シリーズのキーパーソンだった遠野が登場したとはいえ、まだまだ鐘羅路子(白石麻衣)と中込兼児(染谷将太)が風間とバディを組むことになっている。もう一つ、二つ波乱が起こりそうだ。まず遠野がどうなったのか、風間が遠野の件を受けてどのような態度に変化していくのか楽しみである。

【あわせて読む】ヒューマンドラマとしての『教場0』、新垣結衣が見せた説得力と、風間公親がラストに送った言葉
AUTHOR

望月 悠木


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