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UPDATE|2023/06/03

山寺宏一は『鬼滅』、ファイルーズあいは『ジョジョ』に…熱望していた作品へ抜擢された声優たち

『鬼滅の刃』12巻(集英社)

アニメ『「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』第7話(フジテレビ系)に、声優・山寺宏一演じる憎珀天が登場し大きな注目を集めた。山寺はいつか出られることを夢見てアニメ本編を全てチェックしており、念願叶い憎珀天役に抜擢された際には「ずっと観ていたので、憎珀天を演じることができて本当に嬉しかったです」と喜びを語った。そんな山寺のように、声優界には熱望していた作品に見事抜擢された例がチラホラ見受けられる。

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たとえばアニメ『SPY×FAMILY』(テレビ東京系)のロイド・フォージャー役などで知られる声優・江口拓也も、同じく『鬼滅の刃』へ思いを馳せていた一人だ。

彼が出演の意欲を覗かせていたのは、トークバラエティ番組『声優と夜あそび』(ABEMA)の2019年5月放送回でのこと。ゲストに竈門炭治郎役の花江夏樹を迎えて同作の魅力に迫ったところ、江口から「出たいなぁ。『鬼滅の刃』に出たい」と本音がこぼれ出す。

その後も共演者の安元洋貴とともに、「どうやったら出られますか?」「コネとかないんですか?」と花江におねだりしていたが、「そういうところは僕はフェアなんで。先輩ですけど、そこはオーディション受けてください」とアッサリ退けられてしまった。

しかしそれから約1年半後、江口は『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』で「結核の青年」役を射止めている。

役柄的にはチョイ役であるものの、翌年に放送されたテレビアニメ版でも同じ役を続投。アニメ第1話の終盤で青年が小さく咳をしただけで、「江口拓也」がトレンド入りを果たすほどの盛り上がりを見せていた。

また、人気ゲーム『刀剣乱舞ONLINE』で置鮎龍太郎が演じている刀剣男士「日光一文字(にっこういちもんじ)」にも、ちょっとしたエピソードが隠されている。

同キャラクターの実装が発表されたのは2020年8月のことだったが、実は2017年に置鮎は自身のTwitter上で「刀剣に、我が需要はないのか!(←出たいw)」と訴えていたのだ。

そして日光一文字のキャラクターボイスが置鮎だと明らかになるや否や、当該ツイートの存在が大きな話題に。足掛け3年越しの抜擢に、ファンから温かい声が集まったのは言うまでもない。


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